セミナー講師をされた女医先生が、昨年お父様を亡くされたそうです。
貧血状態が続くなか、腎臓の専門医のもとで治療に専念され、腎臓の問題は解決しました。
その時点で、まだ貧血が改善されないので、変だと思い貧血の原因をしらべたら進行性のガンで、既に手遅れ状態でした。そして、そのまま他界されたそうです。
医療現場では、専門医は本当に専門の研究や治療しか行わない、と言うか行えないことが多いそうです。
専門分野の知識が深くなりすぎて、他の病気の分野までも勉強できないのが現実だから、専門以外のガンを見つけられなくても、同じ医師として責められないとおっしゃいました。
そして、更に、
『だからこそ、私のような「プライマリードクター」(掛かり付け医師=ホームドクター=広く浅く診られる医師)との付き合いが大切なんです』と話を結ばれました。
病気を見つけるのは「ホームドクター」で、みつかった病気を治療するのは、「専門医」という事なのでしょう。
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「ホームドクター」の必要性を「マネーのホームドクターFP」と読み替えてもいいのではないでしょうか。
ライフプランを考える時、まず家計全体のバランスを考えて、お金と良好な関係を保ちつつ、夢の実現を果たせるように提案する事が大切です。
将来に不安を持つ人が増えている昨今、「マネーのホームドクターFP=プライマリーFP」の役割は今後ますます増えるでしょう。
近頃、それぞれ得意分野を持つFPが、チームを組んで「FP総合病院」のような、形態で、活躍されていますが、社会からの要求で、自然の成り行きなんでしょうね。
これから、FPは予防医療分野も含めたプライマリーFPとして、今以上に社会的地位や認知度を高める努力をする必要があると思います。
FPの存在を知らない人や、FPに対して間違った認識をされている人もいます。
現在、私は仲間の女性FP・社労士さんと一緒に定期的に、勉強会を続けながら、FPとして地域社会との関わりを持ちたいと情報発信などしながら、暗中模索で活動をしています。
まだ、FPの認知度はこんなものかとガッカリすることは度々あります。
しかし
FPの存在自体を知らない人の中にも、「プライマリーFP」が必要な人は大勢いると思います。
FPと出会いを待っている人も大勢いると信じています。
今まで、お互いに出会うチャンスが無かっただけかもしれません。
一歩、一歩、着実にFPの根をひろげて、社会的に必要な職業と認知されるように努力を続けたいと思います。
高野 みな子