先週に引き続き、保険のおはなしです。
保険金不払いの問題に隠れてしまい、あまり話題になりませんでしたが、新年度の4月から生命保険の保険料が安くなったとの新聞報道がありました。
11年ぶりに生命標準表の改定が行われたことが、生命保険会社各社の新保険料導入のきっかけとなりました。
1996年当時より寿命が延び、ほぼ全体で死亡率低下が見られた為の見直しです。
『本当に保険料は安くなったのでしょうか?』
『個人年金』は影響が少ないですが、終身年金型を選ぶと大幅に値上がりします。
『医療保険、ガン保険』は長寿になれば、病気やガン治療を受ける人が比例して増えると考えられる為、一般的には保険料の値上がりが予想されます。
しかし、この分野は保険商品の中でも成長分野で、各社しのぎを削っており価格競争が盛んで、値下げになるケースもあります。
『死亡保障保険』は大半が値下げされそうですが、唯一 30代前半は自殺などの理由で死亡率が引き上げられており、保険料値上げになる場合もあるようです。
このように、一概に安くなったとは言えませんし、以前の保険には、今とは比べ物にならない程、予定利率の高いお宝保険もありますから、まさに「取扱要注意」です。
一般的には、年齢が上がると保険料は高くなるため、少々の保険料値下げは相殺されるかむしろ値上げになるかもしれません。
保険の見直しをする場合は慎重に行ってください。
多くの方が何かしら保険に加入しているのに「保険は解らない」と仰います。毎月、毎年保険料を払っているのに・・・。
保険へのニーズはライフサイクルやライフスタイルによって変化します。あなたの保険はあなたの「今」に対応していますか?
『不払い問題は、契約内容を確認するチャンスかも』
4月29日の日経新聞の記事に『人口減少以外に今回の不払い問題も影響して契約残高が1996年のピーク時の3割減まで落ち込んだ』とありました。
保険金不払い問題等で保険に対する不信感が増している現状をみて、大変、怒りを感じます。
保険会社が深く反省し業務改善するのが、第一ですが、契約者側もこれを機会に、ご自分の保健は、どんな時に給付請求ができるのか、どんな特約に加入しているのか?チェックするチャンスかもしれません。
保険金や給付金は、契約者が「保険請求に該当する事例が起きました」と自分から手を上げて保険会社に知らせないと、保険会社は分かりません(その後は保険会社の責任において、正確かつ迅速に手続きが遂行される事を切に願います。)
不明な点は、私たち、FPにもご相談ください。
高野 みな子