3月24日の新聞に某企業マネー川柳の受賞作品が発表されていました。人はいかニ「タダ」「無料」ニ弱いか、と思わず苦笑してしまいました
。そう、「無料サービス
」と聞くと何故かとっても得をした気分になりますよね。でもチョット考えてみてください。それって本当に無料なのでしょうか?
先日あるセミナーで1級建築士の話を聞きました。家を建てるときには
1)ハウスメーカー、
2)工務店
3)設計事務所
のどこかに依頼しますよね。まぁ中には自分で建てる人もいるかも知れませんが。
1)と2)に頼むと設計料込みの値段が提示される(見積もりや明細にも設計料が載らない)事が多く、「設計料」は無料
と思っている方もいるようです。
だから3)の設計事務所に頼み、設計料が建設費の10%位(設計事務所で異なります)と聞くと「高い
」と思ってしまう人がいます。
でも1)や2)に頼んでも誰かが設計図を書いている訳ですから、絶対にその費用は掛かっているのです。設計事務所に頼めば、本当に施工主の意に沿ったものを作ってくれますが、下請けの設計士さんの場合、もしかしたら工務店に都合のいいように設計するかもしれませんよね。設計事務所なら第三者の立場で設計と現場の監理を厳しく行っています(これも事務所の能力次第ですが)。
責任ある仕事には責任ある報酬が必要なのです。
と言う内容でした。
今は多くの金融機関で「無料セミナー
」をしています。でもセミナーって会場費、講師、スタッフの人件費等が必要で、本当は「無料」の筈無いですよね。
あまり比較対象にはならないかもしれませんが、私の息子が通っている大学(私立文系)の授業料は1時間当たり3,000円(もっと沢山単位を取れば1時間当たりは安くなりますが)、私がFP資格取得の為に通った資格専門学校の受講料は1時間当たり1,500円、今通っているコーチングのセミナーは1時間当たり6,700円(体験講座は1,150円)です。
金融機関は何の為に無料で行っているのでしょう?
私たちFPも「無料セミナー
」や「無料相談会
」をすることがあります。それは多くの方に
FPの役割を理解して頂く為に開く場合が多いのです。言ってみれば宣伝費?
市の「無料セミナー
」や「無料相談
」これは
税金を使って市民サービスの為に行っているので、参加できるのはその市に在住又は在職している者に限定されることが多いです。
さて賢く商品を選ぶためには多くの情報を集める必要があります。だからセミナーなどに積極的に行って勉強することはとても素晴らしい事
です。しかしながら、昔から「タダほど高いものは無い」と言われています。
無料の裏にあるもの、誰が何のために費用を出しているのかを良く考えて参加してみて下さい。すると話の中身も違って聞こえるかも知れませんよ。
見えない費用、隠されている数字にも良く注意して、上手に「無料サービス
」を利用しましょう。
河原 正子 ![]()