世の中、何が起こるかわからないというのは先日のグアム旅行の「想定外」でも感じましたが、日々の生活の中でも不思議なことが起こるものです。
我々がたまに行くイケメン居酒屋。そこの常連さんで大きな企業の上役を務められているお方がおられるのですが、店で会えばお酒をご馳走してくださったりしていたことが3回ほど。
夫も私も席が隣になれば良く喋っていたのですが、先日たまたま隣の席になった時のこと。
その方は我が実家のある街に勤められているので夫が「○○(←我が実家のある街)で良いお店がありますか?」と質問したら、一番目に「☆☆」と小料理屋の名前が出てきました。
夫「え、☆☆~!?マジで?」
そして、全身に鳥肌が立った夫。
そう、そのお店は夫が20代だった頃、バーのマスターに紹介されたことがきっかけで良く通っていたお店だったのでした。
我が実家のある街は人口46万人ほどの中核市なので、それなりにたくさんの良きお店が無限にあるのに、そんな中で偶然夫が通っていたお店の名前が出る奇跡なんてある~?
夫は友達と行ったり、夜勤帰りにフラッと行ったり、同伴やデートで使ったりと若造のクセに贅沢に…懇意にしていたのですが、ここ十数年は行く機会もなく過ごしていました。
(私も結婚前に一度、連れてってくれようとしたのですが、その時は予約せずフラリと訪問したので満席で入れなかったのです。)
そんなこんなで「連れてってあげよう」という流れになってしまいまして、その場で電話予約する常連さん。
その日がこの土曜日なのでした。
もしかしたら、当時、常連さんと夫もお店ですでに出会ってるかもしれないね、なんて話をしながら。
夫はお店の大将が自分のことを「覚えてくれているかなぁ」と気になっていたようですが、入店してすぐ、顔を見たらわかってくれたようで喜んでいました。
美味しすぎたお造り盛り合わせ。
炙ったイサキが香ばしい香りで美味~。
鮑とかタコ、鱧の酢味噌和えなど。
今まで食べたアワビで一番柔かかった。(あまり食べる機会ないけど)
抜群に柔らかい。
アコウの煮つけ。
良いサイズ、しっとりとした身の甘味も楽しめ食べごたえもあるアコウも美味しすぎた。
添えてあるレンコンのシャキシャキ感も絶妙でした。
夫が昔よく来ていたお店で大将と懐かしい話をしながら、美味しいものを頂ける、こんな嬉しい場はないね。しかも、ご馳走してくださる…だなんて。
この店から独立したお弟子さんのお店には私も何度も連れてってもらい、いろんな話を聞いていたので、この日やっと点と点が線で繋がった感じでした。
鱧のフライ。
お魚料理が抜群に美味しい。
同伴で良く使われるお店のようで、こんなのを当たり前のようにいつも食べてたらリーズナブルなお店には行けなくなっちゃうよ。
はまぐりのお吸い物。
コースで楽しみ、お腹も心も大満足、常連さんにご馳走になりました。
たまたま翌7月7日が我々の入籍記念日だったので、とても良い記念になりました。
帰りに常連さん行きつけのスナックにちょっと寄り道。
全部ご馳走になって、お金出そうとしても出さしてくれず、駐車場代すら出さしてくれずほんの端数しか払わずで…ありがたくご馳走になるしかないのでした。
(また今度イケメン居酒屋で会ったら我々が常連さんの飲食代をいくらか置いて帰るという形でお礼をさせてもらわないとね、と。)
良いご縁、不思議なご縁、あるものですね。
そして夫も私もいつも恵まれているなぁ、と思います。
感謝です。I