手術をしてから約1週間、退院して4日が経ちました。
下腹部の痛み、傷の痛みはまだあります。
下腹部の痛みは時間によってあちこち場所が変わり、痛み方もシクシクだったりキューッだったりズキズキだったり色々で、ずっと生理痛のような臓器が動いているような…。
お腹の中で何がどうなってるのだろう。
4か所ある傷の痛みは皮膚が引っぱられるような痛みと鈍痛、あと触ると痛い。
お臍の傷はパカッとなってからは薬を塗る以外に触ってないけど、服の上から軽く手を当ててみると少し痛い。
これら4か所の傷はクシャミをする時、咳をする時、笑う時が危険です。
特にクシャミは最初の頃は「裂けた?」と思ってしまうほど焼けるような痛みが走りました。
裂けてない、裂けてない。
あと、術後しばらくは咳をするのが痛い。
しかし、お腹に響かない「ヘホッヘホッ」という力のない咳の仕方を習得したのでした。
今は咳も普通にできるようになりました。
お笑い番組も危険で、術後3日目くらいに何気なく「えみちゃんねる」を見てしまい裂けそうでした。
あと、腹腔鏡手術のため、お腹に入れたガスが抜けるまでの気腹痛…皮下気腫というんですかね?。あれが痛かった。
日によって、体勢によっていろんな部位に出現し、張った感じがなんともいえず辛かったけど日に日に良くなりました。
主な術後の痛みといえば、このくらいでしょうか。
私の場合、これに「ぎっくり腰の軽いの」が追加されましたが…。(悔)
では、術前の痛み。
まずは病気自体の痛みですが、私の場合生理痛はひどくない方でした。
生理初日か2日目に薬を1錠飲む程度で治まります。
が、チョコレート嚢腫の痛みを感じることは年々増えてました。
それは左腰だったり前腹部だったりするのですが、ズキューッと疼くような感じで「イテテテテ」としばらく動きを止めて耐える様な痛み。
特に前腹部の痛みはかなり痛く、腸炎などとの区別もつかないため変な汗も出て丸腰になり痛みをやり過ごすのがしんどかったです。
どちらも生理の前後5日くらいの間に起こることが多かったです。
で、手術に伴う痛みとしては…。
①手術前日に飲む下剤。これはお腹がキュルルと鳴るくらいで全然痛くもなく、お通じもその夜はなかったです。
②手術当日の浣腸。お尻に液を注入する一瞬の痛さとかよりもその後の「一気に温かい何かが肛門付近で暴れぶっ放そうとしている」痛さが辛かった。お尻に爆弾入れられて火花がジリジリついてるのに「1分我慢してネ」なんてムリムリムリムリ。
トイレに駆け込み爆発ですよ。
まぁ、フライング気味だったので大きな薬効はありませんでしたが、その後ずっと鈍い痛みがありました。
③腕に注射(採血等)。基本、注射は平気だし、皆さん上手いので痛いと感じることはありませんでした。
④手の甲への注射(点滴用)。刺すのは痛くないんだけど、その後しばらくはずっと刺さったままなので手を動かせないことによる痺れ、冷え(血行不良)が痛く感じました。
⑤硬膜外麻酔。背中に管を刺すときも抜くときも全然痛くはありませんでした。最初は冷たい液体が入ってきている感覚がありました。
⑥全身麻酔。これは痛みじゃなく眠りですね。一瞬でオチました。
⑦尿の管。入れられたのは全身麻酔がかかっている時なのでわからず、抜くときはヌルンという感じで痛みもほとんどなし。
番外編。
痛みとは違いますが、私の場合、術後に全身麻酔から覚めて意識がはっきりし出すと共に「吐き気」が出現したのが辛かったです(吐いてはいない)。吐き気止めを点滴に入れて貰えばしばらくしてラクになるのですが、それを2回ほど繰り返したかな。
私は普段から「吐き気」とか「吐く」ということが苦手なので、特に敏感に感じ取っていたのかもしれません。
術前・術後を通して、普段感じることのない違和感や得体のしれない痛みが多々あり、不安に思うこともたくさんですが、入院中は先生や看護師さんという強い味方がいるので安心です。
これから手術を行う人もいろんな情報をチェックしているかと思いますが、過度に不安になりすぎず「退院したらご褒美何にしよう~」というくらいの心持ちで乗り切ってください。
また、これは私の場合の記録であって、痛みや違和感などは人それぞれなので「ふーん、そっかー」くらいに思っておいてくださいね。