猫と同じくらい可愛いはずなのに…私の手のひらより大きそうな肉球。
迫力が違いますな。
ライオンもやっぱりプニプニしてるのかしら。
でも、さすがに触らせてもらえないので…。
きゃー、目が合った。
艶があってキレイな毛並ですね。秋田出身のミルルさんです。
やっぱり大きな猫だけど、じゃれたら大変だろうなぁ。
ミルルさん、横顔ドアップで一枚お願いしまーす。
パシャ。
こちらはアムールヒョウ。
ウロウロ、ノッシノッシと威風堂々です。
2008年イギリス生まれのアニュイ君。
かっこいいなぁー、オイ。
ロンドンでバッグやコートにされなくて良かったなぁ。
でも、鋭い目でこちらの動きに敏感で口が「シャー」って言ってるように見えマシタ…。
ピューマ。
寝てます…隙があるけど、背中は見せない隙のなさ…。
「ブワナ君とは違います。」と言ってるかどうかはわからんけど。
カラカル。
耳をピンと立て延々と行ったり来たりしてまして…常に神経を研ぎ澄ませている感じでかなり目つきも怖いし野生感あり。
ブワナより彼(カール君)の方が足が速そうに見えるのは…気のせい?
さて、猛獣ゾーンは思った以上に楽しかったのですが、まだ残っている館があります…。
それは爬虫類館ゾーン。
ここだけ、外からの刺激を遮断する館なんですね…。
ビクビク…手足がなくて長~いヤツらが苦手なんですが…カメさんなどもいるそうなので…行かねば…。
外から中が見えない恐怖で余計にデカく感じてしまう館です。
いざ。
館内に入ると…ジメーッとした湿気と薄暗い照明でさらにビビります。
外にはあれだけ小学生や大人もいたのに、館内には私一人っぽいし…出口が見えねー。
カメレオンとかイグアナは平気なんですよ。手足があってユーモラスに動くから。
ところで、入ってからずっと静かな館の奥の方から「カーン……コォーン……」と時折不気味な音が聞こえてきます。
いやいや、まだ入り口から出れる…まだ大丈夫…。先を見ないように…少しずつ…。
メガネカイマンも平気。
左のコが右のコの背中を手で押したまま、二匹はジーッ。
動きのある生き物がいない…。動いてくれ…少しは動いてくれ。
この先にもっと動かずヒッソリしているものが潜んでいると思うと、オイ、おまえらコミカルに動けよ!
そんな気になるのであります。
カーン……ゴッ……そんな音は私が歩みを進めるとともに近づいてくる…。
ヒッソリ…。ジメー…。
「ニコッ」とカメラ目線をしてくれたゾウガメやリクガメに束の間の休息。
でも、館内は湿気でモワーン…拷問なのか、癒しなのか…これはどっちだ。
歩みを進めれば確実に長いのが出てくる…ということは分かっているので…ここで深呼吸。
あぁ、深呼吸の空気も清々しさが感じられないってどういうことだ。
そんな私をよそにノッソノッソと歩いてご飯のトレイまで行き、お食事を始めるカメさん。
ねぇ、カメさん、長いこと生きてきて、怖いモノってある?
そんな私の問いかけを無視し、ムシャ、ムシャ。
でも、カメって歩くのもゆっくりだけど、食べるのもゆっくりなんだね。
これはパイナップルが食べたいんだけど、舌と下顎でベロンと挟もうとして何度も同じ動きを繰り返しているちょっと可愛いカメさん。
あと、少しだ、頑張れ!と応援したんだけど、このあとパイナップルがトレイの外に落ちて更に食べにくくなって断念したカメさん。
その後トレイの中をゆっくり見回し、残念そうだった。
カメにも好みがあるんだなぁと知った瞬間。
もっとパイナップルを入れてあげてくれ。
で、「カーン……ゴッ…ゴソッ」その音の正体。
なーんだ、ホシガメちゃんだったかー。ホッ。
たくさんいるのでガラスに甲羅をぶつけたり方向転換で音がしてたのが響いてたんだねぇ。ホッ。
左下のカメが一匹ひっくり返って手足をバタバタさせてたけど、ちゃんと起き上がってました。ホッ。
可愛いなぁ、もう。ホッ。
で、出口のそばには長~いヤツら。もちろん写真なんて撮ってないよー。
怖いから急ぎ足。長いうえにデカかった…デカすぎた…。
キャー。
館を出ると、そこは天国だった。
あぁ、太陽が眩しいって素敵…。
その4へ。