老後資金を目的として、現役時代から積み立てていく年金の一つですね。
保険販売員でしたら、何としても個人年金保険を勧めようとしてくるので、両者の違いはしっかり理解しておきたいです。
二つとも控除がウリの制度です。
個人年金保険は、個人年金保険料控除で年間4万円が上限。
確定拠出年金は、決められた拠出額の上限までなら全額所得控除を受けられます。
職業によって上限金額は異なります。
公務員などは上限金額が低く月12000までですが、年間144000までが所得控除となるので、
個人年金保険とは大きく金額に差が出てきます。
確定拠出年金は社会保険料控除にもつながります。
毎年6月度の給料を基準に決められるのですが、
毎月拠出となり、それは所得にはカウントされません。
拠出額の分だけ社会保険を払わなくていいので、その分手取りが多くなります。
確定拠出年金の金融商品を、定期預金などで選択すれば運用益は期待できませんが、
投資信託で運用した場合債券比率によりますが、それでも年率3%ほどは見込めます。
ここで得た運用益は非課税です。
個人年金保険は低金利なのでほとんど利益を望めません。
節税によるメリットがあるだけですね。
外貨建てならもう少し良くもなるのでしょうが、それでも投資信託には遠く及びません。
保険販売員は、
年率では手数料の高さや運用利回りの悪さがすぐにわかってしまうので数字をトータルリターンに変えてるところが多いように思います。
拠出額を20年ほどホールドした状態でのリターンは、、、資産運用をしてるものからすればびっくりするほど低いです。
それでも「投資」は怖いと保険を契約してしまう人はまだまだ多いそうです。
個人で投資をしなくても、
保険会社が投資をしていてそのリターンが満期時に返ってくるだけなんですけどね、、、
多くの手数料を抜かれて、、、
ただこの二つともに共通のデメリットがあります。
「資金拘束」です。
個人年金保険は商品によって違うのでしょうが、据え置き期間を入れると15〜20年ほどですかね?
確定拠出年金は60歳までと決められています。
収入が途絶えず入ってくるのが確定していれば気にしなくていいのですが、
今の時代そうも言ってられません。
今回のコロナによる収入ダウンやカットは、これからもありうると言っていいでしょう。
すぐに現金化できないなら、他でキャッシュを用意していれば問題ありません。
しかし、想定外の連続やそもそも用意ができていない場合は、最悪年金の取り崩しを選択する必要にかられるかもしれません。
個人年金保険は途中解約となり拠出金額から減額された状態で返って来ます。
商品によって解約返戻金は決まっているそうです。
余剰資金があるなら、
確定拠出年金よりも積立ニーサを推してしまう理由はここにありますね。
そして「受け取り時にかかる税金」ですね。
個人年金保険は公的年金等控除、
確定拠出年金は公的年金等控除と退職金控除が
それぞれ適応されます。
受け取りについてはまた記事にしようと思います。
僕は最初確定拠出年金は非課税と聞いていたので受け取り時に税金はかからない。
と思っていたのですが、しっかりかかって来ます。
社会保険料や税金を抑えられる確定拠出年金は確かに魅力がたっぷりです。
ただ、性格を知った上で付き合うに越したことはありません。
資金拘束がなければいろんなことに使えます。
老後対策は必要ですが、現役時代を無事に乗り越えることが最優先なんですよね。
1、生活防衛資金
2、固定費の削減
3、貯金額を増やす
4、積立ニーサ
5、確定拠出年金
6、特定口座
ざっくり言うとこんな順番ですかね?
商品の選び方や受け取り時の税金など抑えるべき点は多いですが、しっかり区別して選んでいきたいですね。