太陽光発電・固定価格買取制度に関する最近の動向に関するニュース記事を3点ほど。

(その1)
民主政権“負の遺産”太陽光発電のリスク
2014.11.30
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141130/dms1411300830004-n1.htm

「連載:大前研一のニュース時評」だそうですから、まあ、そういうことです。いちおう法律で決まっていることで、日本は法治国家ということになっていますから、【参入業者は、電力会社は20年間、高価格で買い取ってくれると思い込んでいる。】などと、思い込みにされては困ります。そのへんは、「売電税」「再生可能エネルギー普及促進特別売上税」「特定再生可能エネルギー普及促進特別売上税」のほうがまだタチがよさそうです(笑)。

(その2)
ついに総選挙!5.2兆円の社会保障財源は断念 3.7兆円の燃料代“ダダ漏れ”は傍観
2014年11月25日
http://diamond.jp/articles/-/62629

全面的に同意します。→【高齢層には手厚過ぎるが、若年層には冷た過ぎる。これが今の日本の政治なのだ。】

全面的に同意します。→【「子育て支援を手厚くします! そして、お年寄りには手厚い年金と医療を約束します!」と語る候補者は信用できない。「子育て支援を手厚くします! だから、お年寄りの年金と医療は削らせてください!」と語る候補者は信用できる。】

原子力のコスト全部(税金へのツケ回しとか将来世代への押し付け予定分も含む)や、環境への負荷も考慮した上で、比較をぜひお願いしたいです。→【再エネは“自然エネルギー”。耳触りはよいが、特に風力・太陽光は天候に左右されるなど安定供給能力の点ではもちろん、発電コストの点でも、原子力や化石燃料とは比較にならないほど劣る。】

同上であります(「自然エネルギー」派な方面にもいろいろとやんちゃな方とかエキセントリックな方がいるので当ブログ主としては「まずツケ回しとかインチキ抜きで比較してくださいよう」と思います)。→【「原発ゼロをすぐ実現させます! 自然エネルギーをどんどん導入するので心配ありません!」と語る候補者は信用できない。「原発ゼロを目指し、自然エネルギーを推進しますが、そのためには時間が必要です。当面は原子力も自然エネルギーも化石燃料もバランスよく使っていくしかありません」と語る候補者は信用できる。】

(その3)
"太陽光バブル" 処理は新政権の責任 前民主党政権の"不良債務"を全チャラにせよ!
2014年12月1日
http://diamond.jp/articles/-/62933

全面的に同意します。まあわざと「再エネイケイケ組(やんちゃな人たちも含む)」を3年間泳がせてグチャグチャにして、「再エネは無理」という結論にしたかったのではという気もしますが。→【資源を満足に持っていない日本が、自然エネルギー、即ち再生可能エネルギーを振興していくことは当然のことだ。だが、再エネの固定価格買取制度(FIT)の現状を見るにつけ、この制度は前民主党政権の首相だった菅直人氏の“大きな負の遺産”であると思う。結論から言うと、再エネ推進の方法を大きく誤っているのだ。では、現自民党政権はどうなのか。私は、この点に関しては、自民党は民主党と同じ穴の貉(むじな)にしか見えない。】

「20円程度」はちょっと厳しいですが、他は同意です。「普通預金に入れておくよりはマシ」「電力会社の株や社債を買うよりマシ」という程度の利益(事業としての利益です)が出る、志のある人が損をしない程度にという設定でよかったんじゃないの?という気はします。当ブログ主としては「最初は30円台前半」「現状なら20円台後半」くらいでどうなんでしょうかと思いますが(ただしいわゆる「連系リスク」は現状よりも小さいことが大前提です)。→【「固定買取価格が40円超というのは高過ぎ。“低リスクの投資商品”としてIRR(内部収益率)を7~8%に設定し、再エネ事業者の利益率を確保することだけを考えたもの。国民負担がどうなるかをまったく考えていない制度だ。買取価格は発電コストの実態に即してせいぜい20円程度が限度。巨額の国民負担で再エネ事業者を潤わせるのは大間違いだ」と語る自民党議員がいる。】

社会主義云々はよくわかりませんが、「公平な負担が不可欠」には同意します。で、本当に負担金は公平に出ているのか、連系時期は公平に決定されているのか、身内や政商なみなさんや声の大きな人たちにだけ優しかったりはしないのか、まあそのへんはよくわかりません。→【ある経済学者は、「FITは計画経済型の制度で、社会主義に合った仕組み。その遂行のために必要な系統設備などエッセンシャルファシリティを強化するための工事費用を、競争の一方の当事者である電力会社にだけ負担させるのは合理的ではない。公平な負担が不可欠」と語っている。】

あ、当ブログはそうではないので、ご理解をいただければと思います、読者のみなさま。→【「原子力は悪で、自然エネルギーは正義の味方」という空気が蔓延している。いささか宗教的な感じがして、空恐ろしい気もする。】

そうですね。土地を買い漁ってパネルを勝手に並べてから、つなげコラ!買えコラ!などと騒ぐのはよくありません(そんな方はこのブログをお読みになっていないとは思いますが)。→【電力の質については誰もが理解すべき】

「火山学会をあげて夜も寝ずに観測して頑張って」「何らかの変化をとらえ事前に核燃料を運び出す」というのもグローバルスタンダードなのか、そこまで含めてグローバルスタンダードでお願いしたいものであります。いや、グローバルスタンダードって言葉ほど怪しい物もないですが。→【発電を停止させられ続けている原子力発電再開を、一定の基準の下で合理的に行い、発電しながら原子力規制基準への適合性を審査するという世界の常識、いわばグローバルスタンダードに沿った現実的な規制運用】

放射性廃棄物をうん百万年保管するコストととか税金に付け回しているコストなんぞもきちんと含めて、調整力の確保のコストの評価を考えたいものです。→【再エネ大量接続なら調整力の確保も必須】

エネルギー回収効率は高いに越したことはないですが、新たにほじくり返したりうん百年もゴミを残すよりもいいのではと思うわけですが。で、「蓄電」ですか、高いコストをかけてまで貯めないという選択肢もあってもいいのかもしれませんね。「こちら側」の一部の人が許さない気もしますが。→【再エネが原子力や石炭・石油・ガスなど化石燃料に代替するようになるには、エネルギー回収効率や蓄電効率を飛躍的に向上させる必要がある。】

一番言いたいことはこれだと思うのですが、「不良債務」かどうかの判定は正しくできる政権だといいですねと思う今日このごろであります。→【来る12月14日の総選挙後には、新政権(現自民党政権が継続する公算が大きい)は、その責任において、再エネに係る“不良債務”を全チャラにしていかなければならない。】

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「ねぎソーラー」(パネル 37.2kW・パワコン 29.7 kW)の発電量(TIGO EnergyによるDC側発電量(パネル発電量合計値))は12/08は137 kWhでした。