私には、”私に”は何が起きたのか
わからないでいた
ネット通販のおすすめとして
小さく紹介されていた本を思い出した
名が秀逸であった。確か「世に潜む患者」という題名のような気がした
それとも「世に潜む精神病者」だろうか
なぜだろうかその本を思い出す自分がいた
開いたことはなかった
けれども自分はこの中に紹介されている”患者”と同じではないだろうか
胸がそわそわした
それともそれは他人が自分を肖ろうとした”状態”のことであろうか
私の中にはいくつもの自分がいた
いや、いくつものといった簡略的なことではない
自分の運命として与えられた環境の中で
そしてその中で”生きてきた”環境の中で
それ”相応”の精神を持ち、
「きちんと」生きてきた証でもあるのではないか
形だけでも整えたことで、いや精神を整えるのだから、
私は、その精神で持って
「本当の自分の姿」で現実を生きるのだから
だから躓いたのであろうか
一体何がどうなって今このように生きているのか、わからないでいる。
それゆえ、いくつものという形容詞では収まりきらなかった
それとも自分と「与えられた」社会の規制によりそう中で、”本当の自分自身”を騙していた代償での
「いくつもの」自分であろうか
そう、騙したことによる代償としてのばらつき感であろうか