赤潮。
僕の友人から送られてきたメールです。皆さんに是非知っておいて頂きたい事実です。1人では何もできませんが、みんなで少しづつでも協力できないものかなと思いここに転載しておきます。
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はじめに私の父は鹿児島県出水郡長島町でブリの養殖業をしています。
長島は、去年に引き続き赤潮の発生で壊滅的な被害を受けました。
ニュースや新聞で情報を得た方々から『大丈夫?』と気遣いを戴きますが、それと同時に『(口蹄疫の時の様に)義捐金がもらえるんでしょ?』と、皆様おっしゃいます。
しかし、そういった支援はないのです。いや、正確には、去年まではありませんでした。 私は、何度も声を上げ、世論へ訴えようと思いましたが、ここ長島の漁業関係者の中で世論へ不満や実情を訴え、状況を打破しようとする動きがない中で声をだす勇気がでませんでした。
漁業関係者の皆さんと同じ様に私も今まで、赤潮の発生は自然現象であり、漁業をする上でこの損害は負うべきリスクなのかと諦めていました。 でも、大量に死んでしまった魚の匂いが港に立ち込め、風に漂ってくる死魚の臭いにこの現状がたまらなくなり、やはり長島の、漁業従事者の夏をみんなに伝えたいと決心致しました。
今年宮崎で発生した口蹄疫問題。父も農家の方たちのニュースを見ながら去年の自分達もこうだったと涙していました。 手塩にかけて育てた牛や豚が全頭処分となり、農家の方達は億単位での損害を負うことになりましたが、ニュースを見た人達や、有名芸能人からの寄付、 政府が豚や牛を買い取るなどの救済策がとられました。このニュースを見て、よかったと思う反面、どうして私達が被害を受けた時に同じ対応をとってくれなかったのかと、憤りを感じました。 去年は救済策として、低金利の貸付や減税などの救済策をとって戴きました。しかし、低金利といっても借金です。魚が死んだら収入を得る手段がないのにさらに借金を重ねさせるのが救済策なのでしょうか? 牛や豚とは単価が違うと思われるかも知れませんが魚は数が多いため1家あたりの被害額はそう変わりません。
殺処分する豚や牛を国は買い取るのに、魚は無駄に死なせるだけなのかと悔しくて涙が出ました。 政府だけでなくメディアもこの問題を口蹄疫問題ほど取り上げていないと感じました。日本全土に広まるかもしれない口蹄疫と一部の地域の人しか被害を受けない赤潮との差なんでしょうか。 赤潮の発生から漁業者同士で当番を決め、朝一番に海の水を汲みに行きます。その中のシャトネラプランクトンの数で赤潮の発生状況の情報をみんなで共有します。 赤潮の発生時は、風が吹けば、潮の流れが変わって自分が生け簀を沈めている海域にプランクトンが流れてくるのでは、雨が降ればまた山から流れた土や木で赤潮が悪化するのでは、、と常に不安を抱えて過ごしました。寝ている間に、魚が全滅しているかも知れない、刻一刻と変わる潮や風の状況に心休める時間もなく、そんな毎日にみんな疲れ切っていました。
対策を何も講じていないわけではなく、プランクトンの活動やこれ以上の発生を抑えるため、海の塩分濃度をあげようと海に塩を撒きます。この広大な海に塩をまく行為がどれだけの効果があるのか、、 大自然の海を相手にして私達はこんな気休め程度の事しかできません。
そして、プランクトンの餌にならない様にする為、また魚たちが餌を食べようとすることによって酸素の消費量が増え、プランクトンがエラにつまらないようにする為、魚たちには餌を与えません。そのため魚たちは約1ヶ月絶食状態。 ある程度体力のたる大人のブリたちは耐えられても、稚魚達は栄養失調で発育障害が発生し、尾ひれが曲がるなどして商品ならないという大きなリスクがあります。
赤潮発生時は毎日ひたすら死んでいく大量のブリを海から上げるのみ、、今回の赤潮でのブリ、カンパチの斃死数は171万3000匹。その大量の死骸をどこで処理するのか。埋め立て処理の場合は地中から湧き上がるガスで近隣住民は死魚の臭いで窓も開けられないそうです。
今回の赤潮は去年、過去最悪の被害と言われた赤潮のプランクトンの種子が残っていたことが原因とされ、今年は昨年をさらに上回る大量発生。ということは来年も同等に近い被害が想像されます。
赤潮の原因のプランクトンの大量発生には様々な原因があり、今年続いた大雨で山や川から栄養分を含んだ水が大量に海に流れ出たこと、鹿児島に台風が上陸しなくなり海水が混ざらず 去年のプランクトンの種子が残ってしまったことなど、環境の変化が目に見えて分かるようになってきました。台風が来ないのも、大雨が続いたのも、海が富栄養化したのも、全て人が原因。 しかし、その影響を特に受けるのは自然を相手にする職業の人だけです。赤潮が去年、今年、と続き、この海は養殖業が出来る海ではなくなってしまったのかもと悲しくなりました。
いったいどれだけの漁業者がこの相次ぐ試練に耐え忍び漁業を営み続けることができるのでしょうか。 過去200世帯の漁業者がいた長島。養殖ブリの出荷数日本一の看板が町にはあります。
父が育てているブリもその一端を担っているんだと看板を見るたびに嬉しく誇りに思っております。
しかし、今は相継ぐ赤潮での倒産、生き残ったもののこれからを危惧し廃業しかつての4分の1の50世帯にまで減ってしまったそうです。
私たちも助けてほしい。
みんな漁業を続けたいんです。
今回の被害を受けてとても漁業が軽んじられているようで悲しくなりました。私は漁業とは関係のない仕事をしています。
私が感じている不満は間違いなのかもしれませんが、それでもニュースにもならず、こうして現場の声を皆さんが知らないよりは発信することで漁業について、赤潮の被害についてみんなが考える機会になればと思い今回このような形でお伝えさせていただきます。 すでに、ブログなどで発信してから、本当に多くの方々に反応をいただき、その協力や暖かい励まし、支援に感謝するとともに、心強さを感じております。 確実にこの思いを行政側に届け、長島町を救いたい。今はまだ小さな声を大きな力に成る様、少しでも多くの方がこの問題に目を向けて下さる様にネット署名に皆様ご協力いただけませんでしょうか?
私のつたない文章ではございますが現場の声として切実な声として受け取って戴けたら大変嬉しく思います。
署名プロジェクト名:
赤潮による漁業被害への救済を
署名プロジェクトURL:
http://www.shomei.tv/project-1596.html
携帯用
http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1596
以上です。
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はじめに私の父は鹿児島県出水郡長島町でブリの養殖業をしています。
長島は、去年に引き続き赤潮の発生で壊滅的な被害を受けました。
ニュースや新聞で情報を得た方々から『大丈夫?』と気遣いを戴きますが、それと同時に『(口蹄疫の時の様に)義捐金がもらえるんでしょ?』と、皆様おっしゃいます。
しかし、そういった支援はないのです。いや、正確には、去年まではありませんでした。 私は、何度も声を上げ、世論へ訴えようと思いましたが、ここ長島の漁業関係者の中で世論へ不満や実情を訴え、状況を打破しようとする動きがない中で声をだす勇気がでませんでした。
漁業関係者の皆さんと同じ様に私も今まで、赤潮の発生は自然現象であり、漁業をする上でこの損害は負うべきリスクなのかと諦めていました。 でも、大量に死んでしまった魚の匂いが港に立ち込め、風に漂ってくる死魚の臭いにこの現状がたまらなくなり、やはり長島の、漁業従事者の夏をみんなに伝えたいと決心致しました。
今年宮崎で発生した口蹄疫問題。父も農家の方たちのニュースを見ながら去年の自分達もこうだったと涙していました。 手塩にかけて育てた牛や豚が全頭処分となり、農家の方達は億単位での損害を負うことになりましたが、ニュースを見た人達や、有名芸能人からの寄付、 政府が豚や牛を買い取るなどの救済策がとられました。このニュースを見て、よかったと思う反面、どうして私達が被害を受けた時に同じ対応をとってくれなかったのかと、憤りを感じました。 去年は救済策として、低金利の貸付や減税などの救済策をとって戴きました。しかし、低金利といっても借金です。魚が死んだら収入を得る手段がないのにさらに借金を重ねさせるのが救済策なのでしょうか? 牛や豚とは単価が違うと思われるかも知れませんが魚は数が多いため1家あたりの被害額はそう変わりません。
殺処分する豚や牛を国は買い取るのに、魚は無駄に死なせるだけなのかと悔しくて涙が出ました。 政府だけでなくメディアもこの問題を口蹄疫問題ほど取り上げていないと感じました。日本全土に広まるかもしれない口蹄疫と一部の地域の人しか被害を受けない赤潮との差なんでしょうか。 赤潮の発生から漁業者同士で当番を決め、朝一番に海の水を汲みに行きます。その中のシャトネラプランクトンの数で赤潮の発生状況の情報をみんなで共有します。 赤潮の発生時は、風が吹けば、潮の流れが変わって自分が生け簀を沈めている海域にプランクトンが流れてくるのでは、雨が降ればまた山から流れた土や木で赤潮が悪化するのでは、、と常に不安を抱えて過ごしました。寝ている間に、魚が全滅しているかも知れない、刻一刻と変わる潮や風の状況に心休める時間もなく、そんな毎日にみんな疲れ切っていました。
対策を何も講じていないわけではなく、プランクトンの活動やこれ以上の発生を抑えるため、海の塩分濃度をあげようと海に塩を撒きます。この広大な海に塩をまく行為がどれだけの効果があるのか、、 大自然の海を相手にして私達はこんな気休め程度の事しかできません。
そして、プランクトンの餌にならない様にする為、また魚たちが餌を食べようとすることによって酸素の消費量が増え、プランクトンがエラにつまらないようにする為、魚たちには餌を与えません。そのため魚たちは約1ヶ月絶食状態。 ある程度体力のたる大人のブリたちは耐えられても、稚魚達は栄養失調で発育障害が発生し、尾ひれが曲がるなどして商品ならないという大きなリスクがあります。
赤潮発生時は毎日ひたすら死んでいく大量のブリを海から上げるのみ、、今回の赤潮でのブリ、カンパチの斃死数は171万3000匹。その大量の死骸をどこで処理するのか。埋め立て処理の場合は地中から湧き上がるガスで近隣住民は死魚の臭いで窓も開けられないそうです。
今回の赤潮は去年、過去最悪の被害と言われた赤潮のプランクトンの種子が残っていたことが原因とされ、今年は昨年をさらに上回る大量発生。ということは来年も同等に近い被害が想像されます。
赤潮の原因のプランクトンの大量発生には様々な原因があり、今年続いた大雨で山や川から栄養分を含んだ水が大量に海に流れ出たこと、鹿児島に台風が上陸しなくなり海水が混ざらず 去年のプランクトンの種子が残ってしまったことなど、環境の変化が目に見えて分かるようになってきました。台風が来ないのも、大雨が続いたのも、海が富栄養化したのも、全て人が原因。 しかし、その影響を特に受けるのは自然を相手にする職業の人だけです。赤潮が去年、今年、と続き、この海は養殖業が出来る海ではなくなってしまったのかもと悲しくなりました。
いったいどれだけの漁業者がこの相次ぐ試練に耐え忍び漁業を営み続けることができるのでしょうか。 過去200世帯の漁業者がいた長島。養殖ブリの出荷数日本一の看板が町にはあります。
父が育てているブリもその一端を担っているんだと看板を見るたびに嬉しく誇りに思っております。
しかし、今は相継ぐ赤潮での倒産、生き残ったもののこれからを危惧し廃業しかつての4分の1の50世帯にまで減ってしまったそうです。
私たちも助けてほしい。
みんな漁業を続けたいんです。
今回の被害を受けてとても漁業が軽んじられているようで悲しくなりました。私は漁業とは関係のない仕事をしています。
私が感じている不満は間違いなのかもしれませんが、それでもニュースにもならず、こうして現場の声を皆さんが知らないよりは発信することで漁業について、赤潮の被害についてみんなが考える機会になればと思い今回このような形でお伝えさせていただきます。 すでに、ブログなどで発信してから、本当に多くの方々に反応をいただき、その協力や暖かい励まし、支援に感謝するとともに、心強さを感じております。 確実にこの思いを行政側に届け、長島町を救いたい。今はまだ小さな声を大きな力に成る様、少しでも多くの方がこの問題に目を向けて下さる様にネット署名に皆様ご協力いただけませんでしょうか?
私のつたない文章ではございますが現場の声として切実な声として受け取って戴けたら大変嬉しく思います。
署名プロジェクト名:
赤潮による漁業被害への救済を
署名プロジェクトURL:
http://www.shomei.tv/project-1596.html
携帯用
http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1596
以上です。