ファイナンシャルプランナーの福島佳奈美です。
今日の読売新聞に「年金水準いずれ40%台」という見出しで年金についての厚生労働省の試算についての記事が出ています。
年金水準?何に対して40%になるの?って気になりますよね。
この記事で言っている年金水準とは、年金を受け取り始めた時の現役世代の男性の平均手取り収入に対して、受け取る年金がどのくらいの割合か、ということです。つまり、「所得代替率」のこと。
(*)「所得代替率」というのは、現役世代男子の手取り収入に対して、年金給付額がどのくらいの割合かを示すものです。
この、「所得代替率」が、年金を受け取り始めた時は50%超でなければならない、とされているのですが、現役世代の収入が物価上昇とともに伸びていくと、年金の支給額がそれに追いつかず、40%台になってしまう、といっているのです。
物価が上がっても年金の支給額が増えないと、老後の生活は苦しくなりそう。
なぜ、年金の支給額が上がらないかというと、年金財政安定のため「マクロ経済スライド」という仕組みがあって、年金支給額の伸びを抑えているからなのです。
なんだか、これからの年金制度は厳しくなるのは間違いなさそう。
でも、算出のモデルとなっているのは、現役世代に平均的な年収だった会社員の夫と専業主婦の妻という設定。
現在の現役世代の方は共働きの方の方が多いので、妻が会社員として働いてた期間の老齢厚生年金が加算されるので、政府の算出した数字よりは「所得代替率」が多くなるはず。
これからの妻は、出産してもなるべく正社員で働き続ける、いったん退職してパートで再就職する場合も厚生年金に加入して将来の年金額を増やす!などの対策で乗り切りましょう。
もちろん、貯蓄や投資信託、貯蓄性のある保険、などで「じぶん年金」を積み立てておくのもいいですね。
ただ、女性が子育てしながら働くのは大変です。
今度、ママ向けセミナーをするのでいろいろ調べているのですが、就業構造基本調査(2012年・総務省)によると、2012年10月時点で育児(小学校入学前の幼児を対象)をしながら働く25~44歳の女性の割合は全国平均で52.4%。島根県(74.8%)が最も高く,次いで山形県(72.5%)となっています。
そして、私が住んでいる神奈川県は![]()
・・・なんと、全国最下位の41.1%だったのでした。![]()
保育所の問題などが関係しているのでしょうか。神奈川県、何とかしてください![]()
がんばれ、神奈川のママたち![]()
ということで、年金制度に関するこちらの記事も参考にしてくださいね。
国民年金は65歳まで払うこともなるかも?45年加入した場合の試算結果も公表されています