2009.1.16の日経新聞記事です。
奨学金、実質赤字300億円超
政府が大学生などに貸し出す奨学金事業で2009年度の実質的な赤字見込み額が300億円超にのぼることが分かった。赤字の全額を一般会計から穴埋めする計画で、今国会に提出する来年度予算の政府案に盛り込んでいる。赤字額は08年度予算比で約50億円増えており、年々増加を続けている。返済の滞納分などを税金で補てんする構図ともいえ、利用拡大を優先して制度全体の改革を先送りしてきたツケが回っている。
・・・詳しくはhttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090116AT3S0901915012009.html
政府が大学生などに貸し出す奨学金、
平成20年度 入学者の貸与月額は以下のようになっています。
| 国・公立 | 私立 | |||
| 自宅通学 | 自宅外通学 | 自宅通学 | 自宅外通学 | |
| 第一種 | 45,000円 | 51,000円 | 54,000円 | 64,000円 |
| 第二種 | 3万円・5万円・8万円・10万円・12万円から選択 | |||
第一種は無利子、第二種は有利子です。
毎月これだけのお金を借りると、卒業後に返すというのはかなり負担を感じるのではないでしょうか?
滞納者の多い大学名を公表する方針も示されていますが、
これから景気が悪くなるにつれて滞納者は増えていくことが予想されます。
私立大学ではいち早く動きが出ています。
慶応義塾大学では、2009年度から、金融不安の影響などで家庭の経済状況が厳しくなった
学部学生向けに年間2億円の「慶応義塾創立150年記念奨学金」を設立します。
今日の日経新聞でも関東学院大学が家計が急変した家庭を対象に入学金28万円を免除すると
発表しています。
国立大学も年々授業料は上がり、私立大学との差が少なくなってきています。
その分を奨学金のすそ野を広げることで補ってきましたが、滞納が増えていたのでは・・・・。
国立大学でも授業料を安くするなど、根本的な改革をしてほしいものです。