おはようございます。
FPコクアの向井です。
昨日は観光ビジネス研究会のセミナーを聞いてきました。
これはまた明日お話します。
今日は、ギリシアの話です。
ギリシアではここ数日で預金の引き出しが激しいようです。
5月14日だけで7億円という報道もあります。
日本のニュースではこの引き出された預金がどこに行ったのかについてあまり触れられていません。
今日の産経新聞には一部がドイツ国債に流れたとあります。(一部ってどのくらいなんでしょう?)
引き出された預金の行先については日本のマスコミは意図的に触れていないと私は疑っています。
実は引き出された預金の多くはギリシア以外の国の銀行に預け替えされています。
なぜこの数日ギリシアの預金引き出しが盛んなのかといいますと、ギリシアがユーロから脱退する可能性が大きくなってきたからです。
ギリシアがユーロから脱退したとき、ギリシア国内の銀行にあるユーロは旧通貨ドラクマに強制的に両替されてしまう可能性が非常に高いと思います。そうなるとかなりの確率で資産価値が大幅に下落します。
さらに言いますと、預金封鎖されて引き出せなくなる可能性もあります。
一方、ギリシア以外の国の銀行にユーロで預けておけば、その国の銀行口座にはギリシア政府の権限が及ばないのでユーロのまま残るでしょう。
要するにギリシア国民は自分の資産を守るためにお金を国外に逃がしているのです。
実は国が破たんするタイミングは、このような資産逃避(キャピタルフライトと専門的には言います)が盛んになったときです。
そういう意味ではギリシアは今非常に危険な状態にあります。
総選挙のやり直しが1ヶ月後ですが、これが吉と出るのか凶と出るのかも含めて注目です。
今日のタイトル「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」というのはドイツのビスマルクの言葉で、
意味は説明するまでもないでしょう。
私が好きな言葉の一つです。
このギリシアの話は、対岸の火事ではないということです。
日本も同じ状況になる可能性があるということです。
ちなみに日本では昭和21年2月に国家財政が破たんし、預金封鎖と財産税の課税が行われました。
財産税の課税とは、持っている財産の一部(というより大部分)を強制的に税金として徴収することです。
これによって多くの旧華族が没落しました。
歴史に学べばこれからどうすればいいのか。
なぜ日本のマスコミはギリシアの引き出された預金の行先について触れないのか。
あえてここではお話しません。(想像はできると思いますが)
その気がある方は私に訊いてください。