● パート主婦の方がイデコに加入するメリット
こんにちは、木村久美です。イデコは、制度の中身が、少しずつ変わってきています。
今後も、税制改定により、イデコの条件が、ゆるやかになってくれそうです。
この件については、ブログやメルマガで、改めてお伝えしていきますね。^^
さて、イデコについて、会社員の方から、次のようなご質問をいただきました。
扶養に入っています。
妻が確定拠出年金に加入するとなると、月2万3千円の掛け金になりますか?
所得税や住民税が安くなると聞いていますが、妻の場合はどうなるんでしょうか
おっしゃるように、奥さまの掛け金は、月2万3千円となります。
奥さまの年収ですと、所得税・住民税を払っていらっしゃらないので、残念ながら、所得控除の節税メリットはありません。
ただ、イデコは、ほかにも、メリットがあります。
将来受取るときに、支払う税金が、安くなります。
たとえば、60歳で一時金として受け取る場合、560万円まで非課税になります。
一方、デメリットとしては、60歳まで引き出せません。
そのため、奥さまの場合は、イデコではなく、つみたてNISAをつかう方法もアリですよ。^^
つみたてNISAは、引き出し制限がありません。必要なときに、自由に使うことができます。
また、月2万3千円を14年間拠出(積立)すると、358万円になります。
仮に、5%複利運用ができれば、555万円ほどに増えてくれます。
つみたてNISAの場合、お金がいくら増えても、税金はゼロ円です。
555万円が、まるまる受け取れるというわけです。
使い勝手の良さと、おトクさで見ると、つみたてNISAのほうがいいかもしれませんね。
ただ、つみたてNISAの、月々の上限額は、3万3333円です。そのため、
・毎月の積立額が3万9千円以上
・貯蓄の目的が、老後の生活費
という場合は、イデコも併用することで、節税メリットを最大限に活かすことができるようになりますよ。
(イデコの積立額は、最低5千円)
毎月いくら積み立てるのか、何のために貯めるのか、に応じて、選ばれるといいですね。^^
5%複利で賢く増やす方法は、こちらに分かりやすくまとめていますよ。