クアデルノが壊れてやってきた、仕事上の危機
それは怒涛の年度末。
私の超愛用の電子ペーパー「クアデルノ」が突然壊れてしまいました
「このウルトラ繁忙期をクアデルノ無しにどうやって乗り切ればいいんだ?!」
私にとってクアデルノは日々の思考を書き留める超重要アイテムです。
同時に、仕事で全ての手書きメモを書き留めておくツールです。
幸いメモの中身は全てバックアップを取っていたので無事だったのですが、
仕事で過去のメモを確認したり、新たにメモを書き足したりすることがどうしても必要。
いや、もちろん、プライベートでのメモ書きも大切ですが、
年度切り替え時期の繁忙期なので、まずは「業務ノート」が必要。
新しいクアデルノを購入したいと思っても、入荷は2ヶ月先?!
(白黒バージョンのクアデルノは在庫がありましたが、次はどうしてもカラーの最新機種が欲しかった。)
そのような状態でしたので、まずは手元にあるiPadを活用して、なんとかこの危機を乗り越えることにしました。
今回は、iPadで電子ペーパークアデルノと同様のノート術を実践するために必要な3つのアイテムを、私の経験をもとに書いてみようと思います。
iPadでのクアデルノ的ノート術に必要な3つのアイテム
1. Apple Pencil
クアデルノの代替として最も重要なのは、やはりペンです!
紙のノートに書くような感覚で記録するためには必須アイテムとなります。
私はApple Pencilを使いました。
やはりペンを使って紙に書くような感覚で記録することで、思考を整理しながらメモを取ることができます。
クアデルノの良さは、この「手書き」による思考の可視化にあると感じていますので、Apple Pencilは必須アイテムと思います。
2. ペーパーライクのiPad保護シート
iPadの画面はとても滑らかです。
画面保護シートを貼っても、滑らかなものが多いです。
そのままではペン先がスルスルと滑って、書き心地が悪いのなんの…
そのため、クアデルノの紙のような書き心地を再現するためには、ペーパーライク加工された保護シートが欠かせません。
ペーパーライクの保護シートを貼ることで、ペン先に適度な抵抗感が生まれ、まるで紙に書いているような感覚になります。
シート一枚で書き心地が激変します。
私は筆圧がかなり弱いので、抵抗感の強い、かなりザラザラしたタイプのシートを使っています。
クアデルノの感触とは完全に同じではありませんが、十分に近い使用感を得ることができます。
3. アプリ「GoodNotes6」
ハードウェア面の準備ができたら、次に必要なのはアプリケーションです。
iPadのデフォルトのメモアプリも優秀ですが、クアデルノのような複雑なノート管理を行う場合、やはり専用のノートアプリが必要と感じました。
私は仕事用の「業務ノート」に加え、
プライベート用の「アイディアノート」、「セルフカウンセリングノート」、
さらに書籍「メモの魔力」を参考に自作のテンプレートを作成して書き込んでいる「考察ノート」など、
様々なノートをクアデルノに作り、書き込んできました。
iPadのデフォルトのアプリでは、このような何種類もの数十冊にわたるノートに分けて書いたり、それらを思うように管理することは難しいようです。
そこで、GoodNotes6というノートアプリを使ったところ、クアデルノでできたことはほぼすべて再現できるようになりました。
私なりのGoodNotes6の使い方については、後日詳しく書きますが、このアプリのおかげでiPadでもクアデルノと同じようにノートを書けるようになりました。
年度切り替えの繁忙期のクアデルノ故障は私にとって危機的なものでしたが、
結果的に私のノート術の幅を広げてくれました。
iPadという別のデバイスでも、適切なツールとアプリを組み合わせることで、クアデルノに近い状況で使うことができたのです。
iPadペン、ペーパーライク保護シート、GoodNotes6。
この3つのアイテムがあれば、電子ペーパークアデルノのように、
全てのメモをまとめておける「一元性」
全てのメモを持ち歩ける「携帯性」を実現することができます。
手書きによる思考の整理と記録は、これほどデジタル化が進んでも、
私にとってはとても大切な手段です。
私はクアデルノというガジェットを超愛用してきましたが、
手書きの思考、記録にはiPadという選択肢もある、
ひとつの手段に固執する必要は無いかもしれないということがわかりました。