※数年前の出来事を綴っています。
子連れ再婚生活の限界を感じ、
別居の話し合いをしながら、
同時進行で動いていたのは
夫の転職活動。
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夫から
意見を求められたら、
もっと~したらどうだろうか
~の方がいいのではないか
と夫の性格も踏まえて
答えていたが
基本は夫が主体で、
私はそれを応援していた。
私が以前、
人事採用の部署にいた経験も
役に立った。
夫は四十代、
転職市場は厳しく、
転職サイト、人材会社などにも
積極的にオファーしていた。
当時、
それでなくても多忙な仕事の中で
夫もよく頑張っていたと思う。
だが、
何社か面接までこぎつけるものの
なかなか採用にはいたらなかった。
数ヶ月経ったある日、
夫がある求人案内を
私に見せた。
それは、
夫が若い時代から
挑みたかった職種であった。
実は以前にも
その職種について
夫がやってみたいと
言ったことがあった。
しかし、
その時の私は反対をした。
私と息子との生活も
大きく変えてしまう
可能性があったからだ。
でも、
もう考えは変わっていた。
彼は彼の人生、
ぜひ、自分のやりたいように
やってほしいと思った。
採用条件は
結構厳しかったが
チャレンジするのは
ありかもしれない。
夫の年齢を考えても
最後のチャンス。
私は彼の背中を押した。
その求人の採用試験に
かけてみよう!
そう二人で意気込んだ。
