※数年前の出来事を綴っています。
臨床心理士のY先生の
心理カウンセリングに通いだして
数ヶ月が経った頃、
息子に対しての
先生のある見立てをお聴きして
ぶったまげたことがあった。
Y先生
「ふじこさん、
ずっと〇〇(息子)くんの食事のしつけで
悩んでいらっしゃるでしょ?」
私
「はい、もう何年も何年も。
私も、夫も、
しつこいくらいに注意しているのですが、
少し良くなったかと思っても
いつの間にか元に戻るので
夫も呆れかえるし、
私もとっても困っております。」
Y先生
「(ニコニコしながら)
ふじこさん、
それ、なおらないですよ。」
私
「 えっ?
えーー!?
そう、 そうなんですか?
そのせいで、 いつまでたっても
3人で一緒にご飯も食べられないんですよ!」
Y先生
「(さらにニコニコしながら)
ふじこさん、それそれ。
〇〇(息子)くんは
わざとではないかもしれないけど
無意識かもしれないんだけど・・・
お父さんに嫌がられる食べ方をすると
一緒にご飯食べなくてもいいでしょ?
〇〇(息子)くん、
そうやって
自分を守っているのよ。」
私
「ああああああ(絶句)
そうなん・・・
です・・・か・・・」
つまり、息子は
父親(継父)と一緒にいたくないために、
そうしてるんだ…
そうやって
自分を守っているんだ…
だから、
私や夫が望むような
食べ方、姿勢に一向にならないわけだ!
というか、
息子がわざとそうしないんだ。
なるほど。。。
私は妙に納得してしまった。
Y先生のこの見立てを聞いて、
私は息子の食べ方を
無理をしてまで、注意しなくなった。
言っても効かないということが、
分かったから。
また、
心理学的な視点を
教えていただいたことで
それまでの
息子の言動を振り返り、
その裏にある
息子の心を想像したり、
思いやったりできるように
なってきた。