7月4日は
アメリカの独立記念日ですが、
私の離婚記念日でもあります。
(3回の結婚のうちの1回目)
偶然ではなく
わざわざ独立記念日にしました。
それはともかく、
本日は、私の最初の結婚が
破綻にいたった理由の一つを
書きたいと思います。
私と元夫との出会いは
大学生時代、それも旅先。
その後、
5年の遠距離恋愛を実らせて結婚。
彼は地方の旧家の跡取り息子でした。
私は地元で就職しましたが、
結婚と同時に彼が勤めている県に
転勤させてもらい、
そのまま会社勤めを続けました。
元夫は長男、
ゆくゆくは実家の家業を
継がなければなりませんでしたが、
それは、だいぶ先
年を取ってからの話だから、
義父母が現役のうちは
実家に帰ってこなくてもいいよと
言われていました。
なので、
私も安心して
仕事に打ち込んでいました。
ところで、
元夫には2人のお姉さんがいて
どちらも25歳になる前に、
寿退職をしていました。
そして、二人とも
ダンナさんの仕事の関係で
実家とは遠く離れた地方に
住んでいました。
ある日、
次姉の夫、
つまり義兄が、
出張でやってきました。
そして、私だけが義兄に呼び出されました。
義兄は、私に次のように言いました。
「ふじこさん
あなたはいつまで仕事をするの?
私の妻は、
専門的な資格をもつ仕事を辞めてまでも
お嫁にきてくれた。
今は専業主婦だ。
お姉さん(長姉)もそうだ。
公務員をやめて、お嫁にいっている。
だから、
〇〇家は、跡取りである
〇〇くん(元夫)とふじこさんが継いで、
しっかり守ってもらわないと
お義父さん、お義母さんが安心できない。
ふじこさんは、
今後も仕事を続けるようなことを聞いたけど、
早く仕事を辞めて、実家のある〇〇県へ
引っ越してくれないかな。」
私は返す言葉がありませんでした。
なになに?
義兄が義姉をお嫁にもらって
遠くに住んでるから、
私は早く仕事を辞めて
ここを離れて実家に住めってこと?
・・・・・
今から20年以上前の話なので
若い方にはピンとこないかもしれませんが
女性は結婚したら仕事を辞めるというのが
当たり前だった時代。
地方は特にそうでした。
そんな時代でしたが、
私は仕事が大好きで
定年まで仕事するぞーの気持ちで
働いていました。
だから、子どもが生まれたとしても
仕事を辞めるつもりはさらさらなかったし
できれば
夫が家業をついだとしても、
私は会社員でいたいというような
甘い考えもありました。
よって、
この義兄からの忠告については
ショック!でした。
「はい、わかりました。」とも言えず
ゴニョゴニョごまかした記憶があります。
もちろん、
義兄の言葉だけが離婚の原因では
ないのですが
やばいぞ!
長男の嫁の重責が・・・
このままだと
私の人生が〇〇家への忠誠だけで
終わってしまう!
という
何ともいえない焦燥感に
かられたのは事実です。
そして、結婚後3年もたず離婚。
子どもはいません。
旧家の長男に嫁いだのだから
そんなこと当たり前だよ、
わかっていたことだろう? と
読者のみなさんに笑われそうですが、
そこは若気の至りということで・・・
ごめんなさい。
以上、
最初の結婚についてのエピソードでした。