希望に満ち溢れて
再婚したはずなのに
想定外の展開になっていた。
息子にも当然、
悪い影響を与えていたし
夫はアルコールの量が
どんどん増えていった。
私はといえば、
シングルマザーの時に経験した
胃痛とじんましんの症状が
再び出てきた。
あの時は
前の夫を亡くした悲しみと
実母との確執に苦しんだ結果が
身体症状として現れていた。
周りにも助けられ、
心療内科と臨床心理士さんと
ダブルの受診でだんだんと回復していった。
当時と同じ症状が出た時、
身体の不調原因については
自分でもわかっていた。
それは、
意気揚々と子連れ再婚した結果、
夫婦としても、家族としても
上手くいっていないことへのストレスだ。
前回は、
夫を亡くした可哀そうな私
実母に息子をとられる可哀そうな私
という可哀そうな自分を
助けてもらったが、
今回は
誰かに助けてもらうというのは
違うと思った。
なぜなら、
自分が巻いた種だから。
彼を選んで再婚したのも自分
うきうきルンルンと
お花畑で浮かれていたのも自分
息子にお父さんを作ってあげるはずが
結果的に相性の悪い継父と強制的に生活
させてしまっているのも自分。
自業自得。
心療内科で可哀そうな自分を
診てもらうのではく
自分でなんとかしなければと思った。
胃痛は、
消化器科で薬をもらい、
なくなったら
市販の胃薬を飲んだ。
じんましんは放置だ。
勤務中、
何度か胃が痛くて
トイレでうずくまったこともある。
胃炎になっていたようだ。
それもこれも、
自分が選択した結果
自分が招いた状況。
だから、
自分でなんとかしなければと焦り、
さらに夫にストレスをぶつけ、
夫婦喧嘩の連続だった。
