夫は毎晩ソファーで
寝るようになった。
どうでもいいが、
私はソファーで寝るのが嫌いだ。
小さい頃から
必ずベッド(または布団)で寝るように
親にしつけられたからだ。
あんなに食事マナーにうるさい夫が
(私にとっての)寝るときのマナーに
違反していることが許せなかった。
私にとっては
お箸の持ち方も大事だが
寝るときはきちんとお布団で寝る!!
ということも大事だった。
日常生活の中で
こういった生活習慣の違いは
どこにでもあるだろう。
例えば、
食器を洗ったあとの洗いカゴへの
お箸やスプーンの置き方とか
バスタオルを洗う頻度とか。
夫婦はもともと
異なる家庭で育ってきているので、
そういった習慣の違いをお互い認めながら、
夫婦になっていくものだと思う。
だけど
我が家の場合は、
息子の生活習慣(つまり私の生活習慣)が
不適格で、
夫の生活習慣のみが正しい
という状態だった。
私は
夫がソファで寝ることに
腹が立ってしかたがなかった。
今日こそは夫と話し合おうとしても
言いたいことを言えないまま
夫が酔って寝てしまう。
私はムカムカして寝られない。
寝ている夫に向けて
ラインで長文のメッセージを
送りつけていた。
夜に手紙は書くものではないと
知っているが、
1時間以上かけて
恨み節をつらつら書いていると
自分が更に惨めになり
どんどんラインの吹き出しが
増えていく。
翌朝、
夫は起きてそれを読む。
怖い。。。しつこい。。。
そう思っただろう。
そして、既読スルー。
私はそれに逆上して
また通勤電車の中で
どうして返事をよこさないのかと
ラインを送る…
自分でケンカを売りに行って
自分でイライラして
自分で悲劇のヒロインになっていた。
そうこうしているうちに
また私の身体にも異変がおきてきた。