アルコール好きの私たち夫婦。

 

新婚時代は

近所の飲み屋さんや飲食店に

息子も連れて、よく行っていた。

 

夫婦喧嘩が増えてくると

家族三人で食べることが嫌になり、

外食が増えた。

 

ある週末、

常連になっていた地元の飲食店で

また、息子のしつけのことで

夫婦喧嘩を始めてしまった。

 

それまでも、外食先で

小さいケンカはしていたのだけれど

 

この日は、女将さんが勧めてくれた

日本酒を飲みすぎていた。

 

本気の夫婦喧嘩になってしまった。

 

私は酔っぱらって泣いてしまい、

夫は大きな声を出し、

息子にもよくない場面を見せてしまった...

 

 

女将さんが心配し,

私たち二人をなだめにきてくれた。

(実際周りのお客様には迷惑だ)

 

その後、

酔った夫がトイレでこけてしまい、

足を怪我して血がでたことで

 

帰る切っ掛けができたというか、

お店から追い出されたというか・・・

 

 

翌日、酔いがさめて…

 

あーっ、やってしまった…

と、大変恥ずかしく、

申し訳ない気持ちになった。

 

 

そして、その後数年間、

そのお店には行けなかった。

 

自主的に出禁処置だ。

 

 

こうやって、外食しても

辛気臭い雰囲気になる私たち。

 

夫の帰宅時間はさらに遅くなり、

休みの日にも、夫ひとりで出かけることが

増えていった。

 

こうして、私たちは

どんどん一緒にいる時間が減っていった。

 

 

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後日談です。

このお店の女将さんとは、

この後も近所で顔を合わせることがありました。

 

その度に

「ダンナさん、どうしてる?

 男の人は色々あって、

 ああいう時もあるんだけど、

 許してあげてね。」

 

と声をかけてくれていました。

 

それでも、

やっぱり数年は、

お店の敷居を跨げませんでした。

 

一昨年くらいかな?

 

もう飲んでも喧嘩しないと確信できた頃、

やっとお店に伺えました。

 

女将さんは

「ずっーと、心配してたのよ」

と、とても喜んでくれて、

帰りには、お野菜やお漬物など、

たくさんお土産を持たせてくれました。

 

素敵な女将さんです。

 

この他にも

当時、酔っ払って色々やらかしてしまったので

 

今では、飲みすぎないよう、

外ではノンアルドリンクをはさむなど

自制しています。

(夫は相変わらず先に酔っぱらいますが)