再婚前は

死別のシングルマザーだった。

 

今の夫と再婚してもいいかと

義実家に許しをもらいに行ったときに

義父母に強く言われたのは

 

 

「ふじこさん

再婚したら、私たちのことはいいから

(新しい)ダンナさんを大事にしなさい。

 

そして、〇〇(前夫)のことは忘れなさい。

私たちがお墓をちゃんとみるから、

もうここ(義実家)にも、来なくていいから」

 

だった。

 

↓参考記事

 

私は生真面目だった。

 

義父母の言う通り、再婚後、

手紙などで連絡はしていたが

前夫の実家やお墓参りなどには

行っていなかった。


 

また、今の夫は

そのあたりに気を遣ってくれることはなかった。

 

 

 

夫と冷戦状態になっていたある日、

急に前夫の兄弟から電話があった。

 

「ふじこさん

今度そちらの近くにいくから

〇〇(息子)に会いに行ってもいい?」

 

という内容だ。

 

再婚するまでは、

前夫の実家にもしょっちゅう行っていたし

イトコ達も遊びに来てくれていた。

 

義父母はもう会わないほうがいい

という考えだったが

前夫の兄弟はそうでもなかった。

 

前夫の忘れ形見の甥っこのことを

いつも気にしてくれていた。

 

 

その日は、

ちょうど夫が出張で留守の日だった。

 

私は夫に、

前夫のきょうだいが家に来てもいいかと

聞いてみた。

 

回答は

「俺の留守に来ることはまかりならん。

まあ、たとえ俺がいたとしても来てほしくない。」

 

だった。

 

夫の立場としては

前夫の親族に会いたくない

というのが正直な気持ちだったのだろう。

 

位牌も遺影も返してしまって

自分が息子の新しいお父さんと

なっているのだから


息子の実父の親族がやってくるのは

嫌だったのだろうと思う。

 

でも、

私としては、


夫は

前妻さんのお子さんとも会っているし

引き渡しのときに

前妻さんにだって会ってるじゃん!

 

なんで、

息子は死んでしまったパパだけでなく

その親族にも会えないんだよ!!

 

と、夫の融通のきかなさに呆れかえった。

 

 

 

結局、この話も平行線。

 

前夫の兄弟の我が家への訪問は

実現しなかった。