私と彼は再婚どうし。

 

彼は2回目、

私は3回目の結婚だったが

ためらうことなく

結婚式と披露宴を挙げた。

 

私も彼も、

以前の結婚の時とは

勤めている会社が違っていたので

職場関係の皆さんは初の招待だった。

 

しかし、

学生時代の友人や趣味の仲間たちは

ほぼ2回目のご招待になってしまった。

 

私の中学時代からの親友にいたっては

3回目の結婚披露宴への招待だ。

 

 

招待客の皆さんには

生涯に何度もご祝儀

いただくことになり

多少、申し訳なさがあった。


(私の職場の皆さんには

出産祝やお香典もいただいていたし・・・)

 

だから、

ご祝儀をいただく倍返しのつもりで

披露宴は大盤振る舞いをし、

演出にも力を入れた。

(こちらはまた後日詳しく)

 

ただ

私が披露宴を3回したことで

一つだけ良かったことがある。

 

それは、

私の母と母方の親族を

招待できたことだ。

 

 

私の両親は子どもの頃に離婚し

私は父子家庭で育っている。

 

一回目の結婚式は、

父と祖母(母にとっては姑)

生きていたので、

 

家を出て行った母を

招待することなどありえなく

父方の親族のみを招待した。

 

お嫁入道具をそろえてもらったのは

実は、母や母方の祖母だったが、

花嫁姿を見せることはなかった。

 

 

二回目の結婚式は

既に父は亡くなっていたが

 

親族は呼ばずに職場と友達だけの

結婚披露宴にしたので

やはり、母方は誰も呼ばなかった。

 

 

そして、3回目の結婚式。


私はやっと

母と母方の親族を

招待することができた。



実は母にとっては

これが初めて出席した

子どもの結婚式となった。


(私の兄弟も既に結婚していたが

誰一人、結婚式をしていなかったので)

 

 

幼い頃に離別して

10年以上音信不通だった母

 

その後、

大人になってから再会したが

何となくよそよそしかった母


私が前夫と死に別れ

シングルマザーになってからは

ケンカばかりしていた母



そんな母だったが、

アラフォーにして花嫁姿を

見てもらえたことは

素直に嬉しかった。


母も嬉しそうだった。

今でも親族一同と撮った記念写真を

大事に飾っている。


 

3回目の結婚。

再々婚の結婚披露宴で

母への親孝行が少しできたと思う。


その点は良かったかな。