色ボケならぬ

婚ボケの状態はまだまだ続いた。

 

結婚式場が決まったら

披露宴の詳細決めだ。


ウエディングドレス、

招待者の選定、

お料理、引き出物、装花

などなど。

 

ふつうの新郎新婦と

同じような結婚式・披露宴を

やろうとしてたので、


毎週末、土日のどちらかは

打ち合わせなどで、二人で出かけていた。

 


母親として

子どものことを第一に!

ということは頭ではわかっていたが、

やってることがちぐはぐだった。

 


また、

息子にとって一番大切なこと、

 

引っ越して、

この「おじちゃん」と一緒に住むんだよ

 

ということを

息子にちゃんと説明していなかった。

 



私は、

まだ未就学の息子には

再婚のことを説明しても

わからないと思っていた。

 

だから、

この、「子どもへの説明」という

大事なプロセスを

すっとばしてしまった。

 


母は、

そんな婚ボケの私に

 

「ふじこは、

出かけてばかりだね。


3回目の結婚、

そんな派手にする必要ない!


もっと、○○(息子)のことを

考えなさい!」

 

と、たびたび釘をさした。

 

 

でも、私は

 

再婚して、

息子にお父さんをつくって

あげることこそが

愛する息子への最高のプレゼントだ!!

 

と信じて疑わず、

 

母の苦言ですら

余計なお世話として

取り合わなかった。