2020年11月は激動の月になりました。

次々に起こった色々な事態に心が潰されそうになりながら、とてもブログを書ける状態ではありませんでした。

でもこのブログは経過として残していきたいので、少しずつ思い出しながら記して行こうと思っています。  

           クローバー       クローバー       クローバー

2020年11月1日 つづき

 

母を乗せた救急車はなかなか出発しませんでした。

私は玄関に立ったまま様子を伺っていました。

父は家の中に入ってしまいました。

 

20分は止まっていたと思います。

救急隊員の方が降りてきて、

「大学病院に搬送が決まりました。ご家族はどれくらいで病院にこられますか?」

 

ガーン私 「実は父親が認知症で状況理解が出来ていません。

      出来るだけ早く行けるようにしますが、時間ははっきり

      しません」

 

救急隊員の方は少し困ったようでしたが、

「では出発します」

 

と、サイレンが鳴って救急車は出発しました。

 

リビングに戻ると、険しい顔をした父、ケアマネさん、ショートの相談員さんの三人が居ました。

今日はとりあえず、ショートの契約をしないとなりません。

 

机に並べられていた書類に急いでサインをしました。

 

父がかなり不穏状態だったので警戒していたのですが・・・

書類を書いている最中

 

ケアマネ「そこは、お父さんの名前とサインでお願いします」

おじいちゃん父 「! 俺の名前を勝手に書くんじゃない!」

 

それはそうです。父は何の書類に名前を書かれているのか理解できていません。

パニックだった私は

 

もぐもぐ爆弾 「お父さんの名前書いてません!」

 

と、きつく言い返しました。

言い返された父は立ち上がって

 

おじいちゃん父 「ここは俺の家だ。みんな早く帰れ!」

 

と、怒り出しました。

 

とりあえず必要なものにサインだけして、後日でいいものは残してショートの相談員さんは早々に帰っていきました。

 

ケアマネさんが

「お父さん、ごめんなさいね。今日は色々驚かせてしまって」

と言いましたが

おじいちゃん父 「何がだ!早く帰れ帰れ」

 

と玄関まで追い立てます。

 

仕方なく、私とケアマネさんは一旦自宅から出る事にしました。

 

つづく