なぜ脱力か?
他の泳ぎもそうなんだけど、
脱力=上手な泳ぎみたいな妄想が常識化しているのと、
脱力したら疲れないみたいな素人思考だったりする。

そもそも疲れるの嫌なら泳がなければいいのに、
疲れるの嫌なスポーツってなによ。

さて、自分の場合だけど…
そりゃぁ最初は「ゆっくり」から泳ぎは始まったよ、
でもそれは脱力じゃない、脱力は姿勢を崩すだけだからね。
つまり力を入れながらゆっくり泳いで身体作りを始めたわけ。

ここで姿勢について…
とにかく最近はよく使われるが、
実に曖昧で教える側にはとても都合のよい言葉だろう。
しかしその実態はまったく分からないものでもある。

自分なりの姿勢ではあるが、
バタフライにおいては明確にストリームラインになるタイミングがあるから分かりやすい。
長距離になればその姿勢を保つのも容易ではない。

では姿勢を維持しなければ泳げないのかと言えば、そうでもない。
特にバタフライの長距離はグチャグチャな泳ぎ方のほうが多いだろうね。

よくバタフライでは「リラックス」などと言われる、
単純に水上の動きだけを見ての思い込みだとは思うが、
しかしそのリラックスを支えてるのは、
水中の動きなのを分かっていないのが一般的だ。