大人の憧れの泳ぎとは、
たぶん大きく伸びのある泳ぎではないかな。

伸びのある泳ぎなんだから勿論伸びてる時間が長く、
どこが伸びてるかと言えばやっぱり腕だったりする。

腕が伸びてるときは同時に息継ぎもやってるわけなのだが…
つまり息継ぎが下手なら伸びる時間は短くなり、
大きな泳ぎも優雅な泳ぎも無理なわけ。

だから、伸びる泳ぎを実践しようとすると、
どうしても息継ぎしない側で伸びるしかないく、
その形もだらしなく浮いてるだけでどうにも優雅では無い。

息継ぎは頭を上げる必要があり、
その上げる位置は肩に対してどこにあるかが重要で、
正式な息継ぎはその頭の位置が、肩(腕)の上にあるのが理想。
しかしそのためには伸ばした腕が沈まないようにキープしなければならない。

それはバランス的にも技術的にもかなり難しいのかな…
今では選手の中でも出来る人は少ないだろうが、
たぶん一流選手ならば出来るはず。

そんな一流選手の技を昔は当たり前に教えていたし、
クロールと言えば皆この息継ぎだったけどね。

近年は1軸とか2軸とか分けてるよね、
一般的には掻きが体の真ん中だとか外側だとか言うけど、
実は、1軸の本質はこの息継ぎの形によるところが大きい、
ついでにローリングの本質もね。