「借金なんてありません。」
お会いした70%はそう回答します。

「でも住宅を購入されていますよね。
これはキャッシュで買ったのですか?」
とお聞きすると

「エッ、住宅ローンです・・・・・・・・・・・・」

意外に忘れがちですが、
住宅ローンも立派な借金になります。

考えてみると
35年とか30年の借金を抱えているのに
借金という意識がないのもすごいなと思います。

そして、
住宅ローンを組むときの
皆さんの一番の関心が

「借りられる金額」で
「返せるかどうか」は二の次になります。

では、実際にいくら借りることができるのでしょうか。

現在年収400万円のご家庭が
住宅ローンの借入可能額は
金融機関で一律ではありません。

変動金利で借り入れを行うと
一番借入が高い金融機関では
約3200万円程度借入が可能です。
しかし、低いところでは約2200万円で
その差が1000万円になります。
但し、上記の金額も人により違ってくることもあります。

また、金融機関で変動金利を借りる時の金利は
一番低い金利が0.457%
一番高い金利が 1.2%
その差が0.743%となっています。

では、実際に年収400万円(税込)のご家庭は
3200万円を借りても大丈夫なのでしょうか。
ここは、すごく気になることではないかと思います。

仮に
3200万円を借りて
変動金利0.75%
35年ローンのケースだと
毎月返済額が86,651円になります。(ボーナス払い無し)

この金利が35年仮に継続したら(実際にはありえませんが計算上)
総返済額は36,393,253円
利息が4393,253円になります。

年収400万円のご家庭のこの金額は妥当かの判断ですが、
これも一般的に妥当だと言われている返済額は
住宅ローンの返済負担は年収の25%以内が理想と
言われています。(人のより違ってきます。)
では上記の返済額は何%でしょうか。

上記は返済負担率約26%になります。

返済負担率は
住宅ローンの年間返済額÷年収×100
で出すことが可能です。

ここからが問題点です。

では、上記のケースで借りて(諸経費込)
年収400万円で夫婦と子供2人だと
手取りは約315万円から約338万円程度になります。
(控除等により違ってきます。)


仮に
手取りが325万円なら
12カ月に換算すると
270,833円が月額になります。
ここから住宅ローンを引くと184,182円が残ります。

この残った金額で、
固定資産税(3年間は優遇有)
地震保険料は5年毎に支払い
食費などの生活費全般費用
子供費用
などの諸々
を賄う必要があります。

ただ、住宅によっては、
住宅ローン減税を使うことができるので
10年間住宅ローン残高の1%が控除となります。
(住民税の控除は13.65万円が上限)
但し、払っている所得税、住民税の金額を上限とします。

年収400万円だと住宅ローン残高が仮に3200万円(その年の12月)
あったら32万円を引くことができますが、そもそも
その金額まで払っていないのが現状です。

これを支払いに充てにしていると、
10年後の支払いが厳しくなります。

また、よく言われるのが、児童手当が2万円あるので
それに充てて住宅購入するという考えです。

これはできれば、将来の教育費に確保しておきたい
ところです。

住宅ローンを借りる時には家計の把握はかかせません。

まずは、現状の家計内容の洗い出して
仮に金利が上昇しても耐える家計を目指しましょう!