「『砂の器』と木次線」という本が昨年12月に発刊された。今年は映画「砂の器」(1974)が公開されてちょうど50周年を迎える。東京・東銀座の「松竹セントラル」でこの映画を見て大感動して半世紀か。感慨深い。
この本の解説によると、あの伝説の名シーンはいかにして生まれたのか?
映画「砂の器」のロケが行われた島根県・木次線と沿線地域の関わりを、小学生の時にロケに遭遇した著者が、膨大な資料と証言から考察する、というもの。
まだ、アマゾンをポチっていない(笑)ので簡単な紹介のみ。
膨大な資料と証言から浮かび上がる、1974(昭和49)年の島根・木次線沿線ロケの実相。風土・人・時代と作品の関わりから、ローカル鉄道と地域の記憶をつなぐ。
第1章 「亀嵩」はどう描かれたのか
映像の中の「亀嵩」/今西刑事編/本浦父子編
第2章 1970年代の木次線と地域
なぜ駅にそば店ができたのか/木次線 激動の歩み/「持ち直し」の時代/合理化で変わった駅の姿
第3章 なぜ「亀嵩」が舞台になったのか
松本清張と亀嵩/リアルな出雲弁の秘密/映画化までの紆余曲折
第4章 地域の記憶をつなぐ
町にロケがやってきた/役場とエキストラ/意外なつながり/ヤマ場となった下久野ロケ/記憶を伝える宿/見えてきたもの/その後
・・・
永久保存版「砂の器」(01 DVD&BOOK、松本清張傑作映画ベスト10、小学館)をギドラさんからプレゼントされ持っているので、製作背景などは理解しているつもり。DVDを持っていたが、ブルーレイ(BR)に格上げ。
撮影場所となった「亀嵩」は行ってみたい。
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