東京映画記者会(在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)が選ぶ「第66回(2023年度)ブルーリボン賞」が23日決定した。
米アカデミー賞で視覚効果賞にノミネートされた「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)が作品賞、主演男優賞(神木隆之介)、助演女優賞(浜辺美波)の3冠を獲得。
主演女優賞は吉永小百合が「こんにちは、母さん」で3度目の受賞となり、これで昭和、平成、令和の3時代での同賞受賞となった。監督賞は「月」「愛にイナズマ」の石井裕也が受賞した。助演男優賞は「愛にイナズマ」「せかいのおきく」などにより佐藤浩市が受賞。
授賞式は2月8日に東京都内で開催される。
◆第66回ブルーリボン賞◆
■作品賞:「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)
■監督賞:石井裕也(40)「月」「愛にイナズマ」
■主演男優賞:神木隆之介(30)「ゴジラ-1.0」「大名倒産」
■主演女優賞:吉永小百合(78)「こんにちは、母さん」
■助演男優賞:佐藤浩市(63)「愛にイナズマ」「せかいのおきく」など
■助演女優賞:浜辺美波(23)「ゴジラ-1.0」「シン・仮面ライダー」
■新人賞:黒川想矢(14)「怪物」
■外国作品賞「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
【邦画ベストテン】
「ゴジラ-1.0」
「月」
「怪物」
「春に散る」
「エゴイスト」
「福田村事件」
「こんにちは、母さん」
「正欲」
「愛にイナズマ」
「BAD LANDS バッド・ランズ」
「市子」
「わたしの幸せな結婚」
「PERFECT DAYS」
「ロストケア」
「渇水」
*同票で6作品
【洋画ベストテン】
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
「グランツーリスモ」
「オットーという男」
「ナポレオン」
「AIR/エア」
「生きる LIVING」
「TAR/ター」
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
「バービー」
・・・
【ブルーリボン賞】とは…。
1950年(昭和25年)創設。「青空のもとで取材した記者が選出する賞」が名前の由来。当初は一般紙が主催していたが1961年に脱退。1967~1974年の中断を経て、東京映画記者会主催で1975年に再開。ペンが記者の象徴であることから、副賞は万年筆。
賞状にはブルーのリボンを巻く。例年、授賞式は2月に行われ、前年度の主演男優賞と主演女優賞の受賞者が司会を務める。
2020~2022年度はコロナ禍で授賞式は取りやめとなっていたが、本年度は4年ぶりに開催される。
「東京映画記者会」は、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、デイリースポーツ、東京スポーツ、東京中日スポーツ、日刊スポーツの在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成。
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