僕たちの未来はいま!

僕たちの未来はいま!

僕たちの未来はいま!

私の息子は高校3年生、いよいよ受験生です。
高校からは「大学受験を希望する人は、必ずオープンキャンパスに参加してください」との指導がありました。

大学のオープンキャンパスは、大学選びのための重要な機会であり、受験生が進路を具体的にイメージできる貴重なイベントです。しかし近年、このオープンキャンパスは、かつてのような「気軽に行ける見学会」ではなくなってきています。

事前予約制エントリー制が一般化し、メールアドレス登録マイページ作成が必須となり、参加管理はかなり厳密になりました。大学側が参加者数を把握し、体験授業や個別相談の枠を調整するためには必要な仕組みですが、保護者から見ると手続きが増えた印象を受けます。

さらに、オープンキャンパスは推薦入試の評価材料として扱われるケースも増えています。

指定校推薦や総合型選抜では、大学側が志望度を確認するために「参加したかどうか」を面接で尋ねることがあります。高校が「必ず行ってください」と指導する背景には、大学との信頼関係を維持し、推薦枠を守るという事情もあるのでしょう。つまり、オープンキャンパスへの参加そのものが、受験プロセスの一部になっているのです。

しかし、ここで大きな問題となるのが「費用」です。地方から都市部の大学へ行く場合、交通費や宿泊費は決して安くありません。新幹線高速バスの往復だけで数万円ホテル代は年々高騰し、週末や繁忙期には1泊1万5千円〜2万円台が当たり前になっています。保護者が同行する場合はその分の費用もかかり、食事代や雑費を含めると、1回のオープンキャンパスで3〜5万円が消えることも珍しくありません。

これに加えて、受験生としての「費用」も重なります。塾の夏期講習10万円を超えることがあり、模試代1回6千円前後。受験料はまだ先だとしても、受験生の家庭はすでに大きな出費を抱えているのが現実です。受験は学力だけでなく、経済的な負担も伴うことを痛感する時期でもあります。


だからこそ、オープンキャンパスは「全部行く」のではなく、戦略的に絞ることが重要です。

指定校推薦を狙う大学は優先して参加し、一般受験で受ける可能性が低い大学は無理に行く必要はありません。保護者の同行も、本命校だけに絞れば負担は大きく減ります。体験授業やキャンパスツアーは面接や志望理由書の材料になるため、1〜2校参加すれば十分な情報が得られます。

オープンキャンパスは確かに重要ですが、家庭の負担を考えながら賢く参加することが求められる時代になりました。受験生と保護者が無理なく情報を集められるよう、必要な大学に絞って効率的に動くことが、今の受験における現実的な選択と言えるでしょう。

最後に、ご家庭のキャッシュフロー予算管理。これがますます大切になってきます。

このたび、外部の主催による一般向け教養講座に講師として登壇することになりました。

今回のテーマは「保険と消費者トラブル」

 

近年、消費者庁や国民生活センターには、保険に関する相談が増え続けています。電話や訪問での強引な勧誘により、意図せず保険契約を結んでしまったり、「無料」「お得」と言われて署名した書類が実は保険契約だったというケースは後を絶ちません。特に高齢者の場合、内容を十分に理解しないまま契約してしまう例が多く見られます。

 

また、ネット申込みが一般化したことで、補償内容の選択ミスや告知漏れなど、入力の誤りが原因で保険金が支払われないトラブルも増えています。自動更新に気づかず、解約したつもりで保険料が引き落とされ続けるケースも珍しくありません。事故後の手続きが複雑で、必要書類が揃わず支払いが遅れるといった相談も多く寄せられています。

 

高齢者の保険トラブルは特に深刻で、認知機能の低下により複数の保険に重複加入してしまい、家族が気づいた時には高額な保険料を長期間支払っていたという例もあります。「貯蓄になる」と誤解させる説明で加入させるケースもあり、家計への影響は小さくありません。がん保険や医療保険でも、「最新の治療に対応」と言われたのに実際は対象外だったり、通院給付金の条件が厳しく想定より受け取れないなど、補償内容の誤解が原因のトラブルが目立ちます。

 

さらに、火災保険を悪用した“無料修理”トラブルは全国的に急増しています。「保険金で無料修理できます」と訪問してくる業者の多くは、虚偽申請を誘導したり、高額な手数料を請求したり、工事を行わず姿を消すなど、悪質な手口が問題になっています。国民生活センターも「保険金が使える」と勧誘する業者には注意するよう強く警告しています。

 

相続の場面でも保険はトラブルの火種になりやすく、受取人が知らないうちに契約されていたり、高齢の親が複数の保険に加入していたことを相続開始後に家族が初めて知るケースもあります。外貨建て保険や変額保険では、相続時の評価額が変動するため、遺産分割で揉めることもあります。保険契約の存在を家族が知らず、保険金を請求しないまま時効を迎える例も実際に報告されています。

こうしたトラブルは、特別な人だけに起こるものではなく、誰にでも起こり得る身近な問題です。今回の講座では、実際の相談事例をもとに、どこに気をつければトラブルを防げるのか、どのように保険と向き合えば安心につながるのかを、専門的な内容をできるだけやさしく、生活に直結する視点でお伝えします。

 

保険は人生の安心を支える大切な仕組みですが、仕組みが複雑なだけに誤解や思い込みからトラブルが生まれやすい分野でもあります。ご自身とご家族を守るために、保険の“見える化”を一緒に進めてみませんか。開催日時などの詳細は、改めてご案内いたします。

 

 

最近、地域でも職場でも「Z世代」という言葉を耳にすることが増えました。


1990年代後半〜2010年代前半に生まれた彼らは、いままさに社会へ飛び出し、教育・地域活動・金融リテラシーの現場でも中心的な存在になりつつあります。
そしてその後ろには、すでに次の世代──「α(アルファ)世代」が控えています。
生まれた時からタブレットやAIが当たり前の環境で育つ彼らは、「Z世代」以上にデジタルと共に生きる世代です。

こうした若い世代と向き合うとき、私が改めて大切だと感じるのが 「夢を語る時間」 です。

「Z世代」は、豊富な情報と多様な選択肢の中で育ってきた一方、将来の不確実性や社会課題の複雑さにも直面しています。
だからこそ彼らは、「自分は何を大切にしたいのか」「どんな未来をつくりたいのか」という“価値観の軸”を求めています。
その軸を育てるために必要なのが、誰かと夢を語り合う時間なのです。

一方、2010年代中盤〜2020年代生まれ「α世代」は、タブレットやAIが生活の前提として存在する時代に育っています。
「Z世代」よりさらにデジタルネイティブであり、情報との距離感や学び方もこれまでとは大きく変わっていくでしょう。

金融リテラシーというと、「お金の知識」「資産形成」「リスク管理」など技術的な話に偏りがちです。
しかし本来、金融とは “自分の人生をどうデザインするか” という夢の話と切り離せません。
夢があるから計画が生まれ、計画があるから行動が変わります。
「Z世代」に金融を伝えるとき、夢を語る時間をセットにすることが、これからの教育の鍵になると感じています。

AIは便利で、効率的で、正確です。
しかし、未来をつくるのはデータではなく、人の想いです。
「Z世代」「α世代」も、AIを使いこなす力は自然と身につけていくでしょう。
だからこそ私たち大人が担うべき役割は、AIでは代わりにならない “夢の語り手” になることだと思います。

地域活動でも、学校でも、家庭でも、若い世代が自分の未来を語り始めるきっかけをつくることができます。
AIの時代だからこそ、人が語る夢にこそ価値がある──その思いを、これからも大切にしていきたいと感じています。