銀行借入実践講座~500億円貸した男があなたの資金調達をサポートします -127ページ目

融資を出しやすくするには?

こんにちは。


融資コンサルタントの小川です。





前回のブログ で融資を出しやすくする方法について


触れますと書きました。






その話を書く前に前提として押さえておいて


いただきたいことがあります。






それは、


「融資に裏ワザは無い」


ということです。


多くの方がこの魔法を求めてしまっていますが


そのようなものは融資を知っている人間からしたら


まやかしでしかありません。


幻想でしかないので


裏ワザがありますというような


甘い言葉に気をつけていただければと思います。








それを踏まえて書きます。


融資を受けやすくするには


大切なことは徹底的な情報公開です。








融資を受けようという場合、


多くの会社さんは決算書だけを


融資担当者に提示します。


それだけで融資を受けようとしています。








しかし、それだけでは融資担当者は


その会社のことがわかりません。


確かに決算書3期分あれば


その会社の時系列の動きや


全体像がわかります。









しかし、決算書の問題点は今と未来が


見えないということです。


決算書はあくまでも決算日現在の数字で


その後の数字が反映されていません。









融資というのはお客様のことが


わかればわかるほど融資の判断がしやすくなります。


逆にお客様のことがわからないと


よくわからないので融資を断る


という選択肢が出てきます。









今と未来を知ってもらうためには


試算表、資金繰り表は最低限必要でしょう。


例えば、資金繰り表で数ヵ月後の


現金の状況を見て、達成可能な確率が


高ければ融資を前向きに考えることだってあります。








また、現在の仕事状況と今後の見込みがどうか。


さらに試算表が決算書より内容がいい場合、


悪い場合にそれぞれどのような原因があるのか?


を説明できることも大切です。








例えば、試算表で業績が決算時点より良かった場合


大口の仕事が単発で入り良くなったのか、


全体的に売上が増えているので良くなったのか、


売上は変わらないが原価が下がったり


経費を抑えた結果利益を出したのか


etc


業績が良くなったといっても原因はそれぞれあります。








試算表の数字が決算より悪くなった場合も同様です。


これらの原因を把握して説明できるか?


そして業績が悪い場合は、今後好転する見込みは


あるのか?またその根拠は?


あるいは好転させるためにどのような施策を


行っていく予定でいるのか?


これらを説明できる能力は必要です。


(ちなみにこれを説明できる社長の会社は


業績が一時的に傾いても


その後、しっかりと回復していました)









私が融資の仕事をしていた時は


お客様からいい話、悪い話などを聞き出し


融資を出すうえでリスクがどの程度あるのかを


把握し判断するようにしていました。








しかし、多くの会社は決算書だけで


融資を受けようとしています。


それでは、判断ができないのです。








中小企業といえども


毎月試算表を作成して財務内容を把握するのは


必要です。


また、資金繰りもしっかりと紙(データ)ベースで


把握することも大切です。


資金繰りに関しては日々の現金収支尻を


把握するのが理想的です。


無理な場合でも、最低でも月次で


把握することは必須です。


(大企業などは日々の資金繰りを把握しています)


今後、どのような仕事が入ってくる見込みなのかを


把握できるならば一覧にまとめるといいでしょう。








その会社のことを把握できる資料があれば


あるほど銀行は融資の判断がしやすくなります。


判断材料があればあるほど


私はその会社に融資を出せる方法は無いか?


どのようなロジックを使って融資を出す方向で


稟議書を書いたらいいか?


考えていました。








逆に資料を提出できない、


財務内容について明確な説明ができないと


融資をしない方向で対応していました。









融資担当者は融資を出すために


あなたの会社のことを知りたいんです。


包み隠さずオープンにすることです。


もちろん融資を受けやすくするために


財務資料を粉飾する、


都合の悪いことは伏せるなどというのは


言語道断ですが


このことは頭の片隅にでも


入れておいていただければと思います。







最後までお読みいただきありがとうございました。