東京メトロ駅に無料誌22誌勢ぞろい  | フリーメディア懇話会(通称「フリコン」)

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 東京メトロが無料誌(フリーペーパー)の配布に駅構内を全面開放する。これまで3社4誌に限っていたが10月から6社18誌を加え、東京で発行される主な無料誌がそろう。現在の黒い専用ボックスを白いボックスに交換し、8割以上の約160駅に設置。有料で貸し出し、年3億円の利益を見込む。落ち込んでいる雑誌や新聞の売り上げを、無料誌ビジネスで補う作戦だ。

 新たにお目見えするのは、「ぱど」「Coupon Land(クーポンランド)」「escala(エスカーラ)」など18誌。一部はすでに配布を始めている。 東京メトロは、これまで主要駅に黒い専用ボックスを設け、沿線情報や広告の掲載などの条件を受け入れた「metro min.(メトロミニッツ)」「metropolitana(メトロポリターナ)」など4誌を置いてきた。他社からも追加設置の要望が数多く寄せられてきた。 改札口外に置かれ、好評を得ていたリクルートの「R25(アールニジュウゴ)」や「Hot Pepper(ホットペッパー)」も一部を改札口内の白ボックスに移す。さらに11月創刊のR25の女性版「L25」も加わる。

 東京メトロ関連事業部によると、全駅を乗降客数によって3ランクに分け、場所の組み合わせをセットにして契約するという。 駅構内にある売店の売り上げは年々落ち込んでいる。全199駅の売上高は、昨年が97億円で10年前の159億円から4割減った。新聞や雑誌だけの統計はないが、全品目の4割以上を占める構図は変わらない。担当者は「飲料の自動販売機よりも無料誌を置く方が今やもうかる」と話す。

 鉄道各社も無料誌設置に乗り出している。JR東日本は、現在契約しているリクルートなど8社から年7億円を得ている。東京都営地下鉄は年2億8000万円、横浜市営地下鉄も年6300万円の収入があるという。 (9月30日付け朝日新聞夕刊から)