毎週木曜更新の予定が、1日遅れとなりお詫び申し上げます。

さて本題。
日経ヒューマンキャピタルのメルマガより

なぜ人事部のIT戦略活用が遅れているのか

記事より引用です。
================================
残念ながら、人事情報システムを選定・導入する人たち、実際にシステムを
使っている人たちの多くは、「人事情報システムは業務のサポートシステムで
あるだけでなく、人材マネジメントのPDCAを回すためのインフラであり、
人材マネジメントの質を向上させていく役割もある」という認識が希薄だ
という結論に至ったのです。
================================

なんと!

ここでは、給与計算をシステム化したいと思った会社が、ベンダーから
「給与人事システム」の提案(人事が追加されてる!)を提案されたものの
選びきれずに、結局「給与計算の業務担当者」が「給与計算のメリット」
だけを勘案してシステムを決定した事例が述べられています。

会社の戦略に大きく影響する人材のデータを管理していくシステムと、
給与を支払うためのシステムのどちらが人事戦略的価値を生み出すのかを
考えてみれば、今回の選択では明らかに力点の置き方が主客転倒であること
がわかります、との著者の言葉に納得です。

そしてこの提言。
================================
人事のIT化で他社に優位性を取れる
 以下は、元カルビー社長兼CIOであり、現在日本有数のCIOとして
複数大手企業の社外取締役を務める中田康雄氏に教えていただいたことです。
人事にシステムを導入する際に参考になると思いますので、ご紹介させて
いただきます。

「IT(システム)は業務支援という分野では極めて大きな貢献を果たして
きました。しかし、その業務の結果として生じてくる膨大なデータを活用して
アウトプットにつなげていくという面では、まだまだ活用の仕方が不足しています。
そこには多くの情報が詰まっていますから、実は大変もったいない状況なのです。
例えば、こうした膨大なデータと現場のマネジャーを結合することができれば、
個々のマネジャーの力を2倍にも3倍にもしていく、あるいは10倍にもできます。
つまり、IT(システム)が人の力を拡充する(empowerment)ことができるのです。
これからのIT(システム)は、そういった発想で活用していくことが求められ
ていると思います」
================================


私の周りの、「できる」人事コンサルタントや社労士の先生が、なぜか皆
システム業界出身なのもこういう理由だったのですね。
初めて気づきました。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
FPコーチングのコーチ・コンパスです。
お問い合わせ、研修のご相談などはこちらへどうぞ
メールマガジンも発行しています。
  http://www.coach-compass.com/
Yahoo!でもブログも書いています。
 「コーチング羅針盤」
  http://blogs.yahoo.co.jp/yanya35
女性FP3人のユニット=CloverLeafのブログです。
 「CloverLear 女性のステップアップを応援します」
  http://ameblo.jp/cloverleaf-seminar/
こちらも是非ご覧下さい!

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□