今日のITmedia Biz.IDの記事です。

7割のエンジニアが「もっとコミュニケーションを増やしたい」

記事によるとエンジニアの7割がコミュニケーション能力の向上に

意欲を抱いているそうです。

そしてその第1位は「論理的に伝える力」

会話のキャッチボールは2位です。そういえば、SEの方とは

コーチングのセミナーよりもファシリテーションの勉強会で

よくお会いします。

私がSE時代の昔話です。

派遣されていた会社のシステム責任者に切れ者で評判の方が

いらっしゃいました。

理路整然として論理的、交渉力もすばらしい。

その会社はカジュアルな服装で勤務OKなのに、銀縁メガネに

端正なスーツ姿、クールな印象もあいまって、まるでTV番組

「相棒」の水谷豊のような雰囲気を醸し出しています。

(伝わりますか?)

私が配属されて早々、「ブレスト(ブレーンストーミング)に

参加して」とある会議に参加したときのこと、この方が余りにも

クールな雰囲気を一人醸し出していて、まるで会議室は口頭

試問の試験会場の様子。

「まちがったことをいってはいけない」

「知識不足を悟られてはいけない」

といった空気で満たされ、非常に緊張したブレストを

体験したことを記憶しています。ご当人は「もっと活発な

意見を!」と仰りますが、なかなか論議が弾まず、設計

レビューなどでは「このような設計に書かせていただきました」

と敬い奉ってしまう人まで現れました。

(私も当時はやってしまっておりました・・・・)

システム開発の実績はご想像の通りです。

アンケートの6位~10位には

  空気を読む力

  安心感を与える力

  相手を楽しませる力

  相手の主張に共感する力

と続きます。

論理性よりも「場を作るコミュニケーション」が

必要なのかもしれませんね。