これは日経ビジネスアソシエ3月18日号の付録「ビジネス格言集」の

一節です。何でも読者の投稿だそうです。

うまいですね、実際はなかなか難しいですが。


私のSE時代、「トラブル対応大好き」を公言するPMがいました。

何でもワクワクするのだそう。

トラブル発生と聞くと「なんだなんだ」とやってきて、笑顔で

全力投球でトラブル対応です。

原因が分かると「これだったのか!」とまるで宝物を

見つけたような喜びよう。

もちろん最後に収拾するまで最前線で関わり対応に追われた

メンバーをねぎらいます。


もう一つこの方の特徴があります。

それはどんな切迫した状況でも「何故こんなことが起こった」

「誰のせいだ」など詰問口調にならないこと。

「何が起こった?」「誰がよくこのシステム知ってる?」と言葉

が前向きなのです。

コーチングの質問のスキルに「何故と何」 の違いがあります。

「何故」は人に焦点が当たっているが「何」は事象に焦点が

当たっている、と。


人でなく物事に焦点を当てる、まさに「バグを憎んで人を憎まず」です。

この(当時)PMは素晴らしいネイティブコーチだと今でも思います。