小さな命のリレー -83ページ目

体罰方式のトレーニングの是非

今回新たに『トレーニングについて』というテーマを追加しました。

本当はこのテーマで記事を書く予定はありませんでした。

なぜならこのテーマで記事を書くということは僕自身の技術を無料で公開するということになるからです。

しかし、動物愛護に対して関心を持っていただくためには

飼い主さんの意識改革とモラル・マナーの向上

が必要不可欠となる点を考えるとある程度は公開する必要があるのではないかと思ったからです。

その記念すべき1回目は『体罰方式のトレーニングの是非』です。

ドッグトレーナーや訓練士はそれぞれ習得した方法によりトレーニング方法が異なります。

★体罰方式でのトレーニング

★ベイト(オヤツ)方式もトレーニング

★動物行動学に基づいたトレーニング

大まかに分けると上記の3種類になります。

僕自身は『体罰方式』には大反対です。

みなさんがよく聞くトレーニングに『引っ張り癖のある仔の矯正』があると思います。

この場合

チョークチェーンやハーフチョークを装備し、引っ張るように前に歩くと思いっきり引っ張り返す

という方法を用います。

この方法は

引っ張り返すことにより首が絞まって苦しくなるから引っ張り癖が矯正される

とされています。

この方法は我が家の空牙のようなジャーマンシェパードドッグ等の大型犬には有効かもわかりません。

しかし、一般的に小型犬と呼ばれる犬種にはどうでしょうか?

映画『犬と猫と人間と』をご覧になった方はご存知でしょう。

この映画の中に『しろえもん』という中型犬が出てきます。

その『しろえもん』がこの方法でトレーニングされています。

中型犬の『しろえもん』が思いっきり後ろに引っ張られことにより空中に飛び上がる場面があります。

これは『トレーニングというよりも虐待に見えてしまう』ほどです。

僕自身の中に『体罰方式トレーニング=虐待に近いトレーニング』という観念があります。

この方法でトレーニングを続けると

お散歩⇒楽しい⇒前に行きたい⇒引っ張り返される⇒苦しい⇒横に着く⇒前に行く⇒引っ張り返される⇒苦しい⇒横に着く⇒楽しくない⇒お散歩嫌いになる

という方程式になりかねません。

また、トレーナーの言うことは聞くがそれ以外に人の言うことは一切聞かないということにもなる可能性があります。

みなさんも『トレーナーさんの言うことに聞くのに私の言うことは全然聞かない』という愚痴を言っている飼い主さんをご存知だと思います。

それがまさしくこの『体罰方式のトレーニングの欠点』です。

それとよくトレーナーや訓練士が

お散歩の時に引っ張るのは上下関係ができていないからです。

と言います。

が!

それは大きな間違いです。

引っ張り癖と上下関係はまったく関係ありません。

我が家の空牙もお散歩の時は物凄く引っ張ります。

横についてお散歩することはほとんどありません。

しかし上下関係はきちんとできています。

どれだけ引っ張って歩いていても『STAY』と言えば僕が行くまでその場できちんと待っています。

そのまま追い越しても待っています。

『GO』の合図ですかさず前に出て思いっきり引っ張りますけどね…

人間と犬の上下関係はそう簡単に崩れることはありません。

この上下関係は躾けやトレーニングとは一切関係ないと言うことを覚えておいてください。




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