犬管理所の本当の業務
犬管理所の本当の業務をご存知ですか?
なぜ犬管理所で犬たちが殺されなければならないかご存知ですか?
犬管理所の本当の業務を知らないのに『犬殺し』と呼び、偏見な心で見てませんか?
犬管理所は昭和25年に制定された『狂犬病予防法 』において、その業務内容が決められました。
感染率も高く、発病すれば致死率100%の怖い病気である『狂犬病』です。
この『狂犬病』から人間を守るため、係留されていない感染動物(疑いを含む)を隔離するために作られた施設が『犬管理所』です。
現在も行われている『野良犬の捕獲・抑留』などもこの法律に基づいくものです。
殺処分方法も『狂犬病を発症している恐れのある犬に触ることは咬まれると人間の命にかかわる』ため当時の日本獣医師会の見解により現行の『二酸化炭素ガスによる処分方法』が定められました。
それは日本獣医師会が『二酸化炭素ガスによる殺処分は安楽死である。』と認めたことにあります。
しかしながら現在日本獣医師会も『二酸化炭素ガスによる殺処分は安楽死ではない。』と見解を改めつつあります。
『犬管理所』は現在『動物愛護センター』などに名称変更し、動物愛護の啓発や犬猫の譲渡等も行っていますが、一度『人間の命が脅かされる事態が発生』した場合は本来の『犬管理所』の業務に戻らなければなりません。
『犬管理所』は人間の命を守るための施設であり、『動物愛護センター』は動物の命を守るための施設です。
しかし、現在の日本ではこの相反する業務は同じ保健所の管轄下で行われているために、同じ施設内で行われることが多いです。
『犬管理所』や『動物愛護センター』の職員さんの苦悩は目に見えて明らかです。
みなさんはその職員さんたちの気持ちを考えてことがありますか?
ある職員さんが私に話してくれたことがあります。
『本当はスイッチなんか押したくない…。なぜ私たちが常識のない飼い主の代行をしないといけないのか。』
『持ち込んだ飼い主自身にスイッチを押させたい。それが無理なら飼い主の目の前でスイッチを押したい。』
と…。
この言葉は職員さんたちの『本音』ではないでしょうか。
その言葉を聞いてよく考えてみると職員さんたちが行っていることは『私たちの代行業務なんだ』ということになります。
無責任な飼い方をした無責任な飼い主の代行…
思慮が足りないために職員さんたちに対して『犬殺し』と呼ぶ人がいますが、本当の『犬殺し』は『職員さんたちにスイッチを押させている無責任な飼い主』ではないでしょうか。
多くの職員さんは『殺処分室ももっと公開するべきである』と考えられています。
『抑留されているところをいくら公開しても意味がない』ともおっしゃっています。
譲渡不可判定方法や基準・結果等も公開することによって、モラルや躾けの向上につながるのではないかと思われています。
本当に犬たちのことを考えているのは私たち愛護団体よりも現場の職員さんたちです。
たとえ『期限のある命』であってもできうる限り一生懸命にお世話をされているのも現場の職員さんたちです。
私やみなさんができることがあります。
☆人間を守る法律と動物を守る法律を佩き違えないこと。
☆すべての命を救うには限界があるということ。
☆保健所に収容された犬猫がすべて殺されるわけではないということを知ること。
☆犬管理所や動物愛護センターの業務を理解し、偏見をなくすこと。
☆少しでも改善できるように私たち自身が変わらなくてはならないということ。
日本の動物愛護を根本的に変えるには『動物愛護に対して関心を持ってもらうことが最重要』だと思います。
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