成犬野良犬の保護について・・・ | 小さな命のリレー

成犬野良犬の保護について・・・


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愛護活動でどうしても避けて通れない道があります。
それは【命の選択】です。
どうしても・・・
仔犬を最優先にして続いて小型犬⇒中型犬⇒大型犬というふうに順位付けしてしまいます。

その中でも幼犬⇒若犬⇒老犬となってしまいます。
そして一番難しい選択をしなければならないのがタイトルにある【成犬野良犬】です。
理由は簡単に想像できると思いますが・・・
○懐かない
○里親さんが見つかる可能性が低い
○既往症や実年齢がわからない
等の理由です。
しかし、よく考えてみてください。
上記のことは仔犬以外どの仔にも当てはまることなのです。
では何故【成犬野良犬】だけが敬遠されるのか?
その理由の一つは行政側が引き渡さないことにもあります。
何か問題が起こってしまうと引き渡した側の責任問題にもなりかねないからです。
次の理由としては引き出す側の愛護団体等にキチンと躾けをできるトレーナーが在籍しないことです。
また、多くの愛護団体は独自でシェルターを完備しているところはまだまだ少ない状態です。
したがって引き出してきた仔達の多くは【一時預かりさ】と呼ばれる善意の方々に預けられます。
当然その方々達はトレーナーではなく、一般家庭の犬飼いさんです。
某愛護団体さんで保護した成犬の野良犬をいつものように一時預かりさんに預けました。
そこで悲劇が起きてしまいました。
その預けた犬が一時預かりさん宅の小型の愛犬を噛み殺してしまったのです。

直接な原因は不明ですが、悲劇が起こるまでに何か兆候があったはずです。

その兆候を見つけられなかった一時預かりさんや愛護団体さんに対して誹謗・中傷されている方々もいました。

言われれば確かに双方に落ち度があったかもわかりません。

しかし、当事者以外が軽々しく口を挟む問題ではないはずです。

預かった一時預かりさんと預けた愛護団体さんは共に信頼していたはずで、よもやこのような悲劇が起ころうとは夢にも思っていなかったに違いありません。

話は変わりますが・・・
一時期話題になった崖っぷち犬のその後をご存知ですか?
テレビでも当初は話題になり、全国から里親さん候補が名乗りを上げました。
しかし、譲渡後の報道はどうでしょうか?
ほとんど目にすることはなかったと思います。
あの崖っぷち犬は里親さん自ら保健所に持ち込まれてしまったそうです。
その理由は懐かなかったからです。
全国で話題になり、多くの方々に注目され、大々的に報道され、助けられた命の結末がこの結果です。
幸いにも殺処分はされずに今も元気に別の新しい飼い主さんと一緒に暮らしているそうです。
崖っぷち犬の妹犬はなかなか里親さんが決まらなかったものの当初の里親さんと共に幸せに暮らしています。
当方では成犬野良犬の保護は経験はありません。
しかしそれはたまたま【命の選択】をしなければならない場面に出くわさなかっただけです。
生後約6ヶ月ぐらいの仔は何頭か保護しました。
その仔たちは今里親さんと幸せに暮らしています。
当然里親さんにも懐いています。
宮崎県の委託譲渡事業【虹の架け橋】が成犬の野良犬の譲渡に踏み切るかどうか・・・
奇跡の母仔犬ひまわりはたまたま譲渡されましたが・・・
いつまでもひまわりに【奇跡】の冠を付けたままではいけないのです。
一日でも早く【成犬野良犬】も通常譲渡できる日が来ることを心から切に願いながら活動していきたいと思います。






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