こんにちは!今回はユニークな化学構造を持つ高分子の論文についてYUHが紹介します。

分子に「結び目」をつくると、どうなると思いますか?

ただの飾り?それとも.....壊れるきっかけ?

論文(Nat. Chem. 16, 1366–1372 (2024).) によると「分子結び目」は分子を壊すトリガーになるそうです。

その仕組みを、化学と力学の観点からじっくりと見ていく!!!

図1. YUHが現代技術を用いて作成した「結び目」.

 

研究チームは、trefoil knotという「分子結び目」をポリマー鎖の中心に仕込みました。

ただし、この結び目は簡単に解けてしまうので、”ゲート”と呼ばれる機械的に開く分子構造でループを固定しました。

これをアセトニトリルで超音波処理。キャビテーションによる瞬間的な伸長力で分子を引っ張ることで、結び目の部分に応力を集中させて、どこで分子が切れるのかを調べました。

 

その結果は論文に記載されているので、続きが気になる方は読んでみてください!

興味深い論文ではありましたが、分子量や結合様式によって得られる結果も変わってきそうな気がしました。

光散乱法によって粒子径・粒子径分布も測定するべきな気もします...

 

以上、YUHが当時気になった論文を紹介いたしました!

次回の論文紹介でまた会いましょう、バイバイ💪