こんにちは、皆さん、SATです。
暑さが日ごとに増し、いよいよ夏本番を迎えました。今年の夏も厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私は冷たいアイスクリームや涼しい木陰での読書を楽しみながら、夏の風物詩を満喫しております。
夏といえば、海や花火大会、祭りなど楽しいイベントが盛りだくさんです。皆さんも夏の思い出をたくさん作ってくださいね。
それでは、最後までお付き合いください。
私が今回紹介した論文は、
A Geometrically Flexible Three-Dimensional Nanocarbon
という論文です。
ユニークなナノカーボンの開発は電動材料、生物医学などへの機能性材料の応用のために重要であるとされています。その中でも新たな次元を持つナノカーボンの開発は、光誘起電導性やゲスト分子などができることから、注目されています。
そこで本論文では、トリプチセンをコアとした3Dナノカーボンを設計・合成を行っています。こちらの分子はHBCによる3つの凹部を持つことからフラーレンを包摂すること、幾何学的な柔軟性を目的として設計されました。
その結果、設計された分子はフラーレンと高い親和性を示し、目的通りホストーゲスト複合体を形成していました。そして、このホストーゲスト複合体は光を照射することにより超高速光有機電子移動を起こし、幾何学的に柔軟な3次元ナノカーボンを用いた光電子活性材料の開発の可能性が開かれました。
私は芳香環というものが非常に好きなので、この論文で分子構造を見るのが非常に楽しかったです。
以上、論文の紹介でした。