こんにちは、M2のMITです。
先週は研究室旅行で愛媛に行ってきました!
念願のフォレストアドベンチャーでは、普段全く使っていない筋肉たちが大活躍。
帰りはタオル美術館に行った後、鯛めしを頬張ってきました!
そんな楽しい旅を経て、7月に雑誌会をしてからサボっていたブログを更新したいと思います。
今回ご紹介するのは、「Colossal Thermal Expansion and Continuous Rolling Locomotion of a Robust Flexible Molecular Single Crystal」というタイトルの論文です。
この研究では、巨大な熱膨張 と 連続的な転がり運動を示す、柔軟で強靭な有機単結晶 が報告されています。
▪️主な研究内容
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有機分子を自己組織化させて得た単結晶が、温度変化によって異常に大きな熱膨張を示すことを発見。
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熱膨張は異方的であり、特定の結晶軸方向に極端に伸縮。
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結晶内部では、分子の配列や相互作用がわずかに変化することで、結晶全体の形状が大きく変化。
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結晶の一部が加熱または冷却されると、膨張差が生じて結晶が”転がるように動く”現象を観測。
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この運動は連続的かつ可逆的であり、温度を上下させるだけで繰り返し動作可能。
この研究は「温度変化に応じて形を変え、転がりながら移動する“生きているような”有機単結晶」を報告しており、
分子レベルの構造変化がマクロな運動に直接つながることを示した非常にユニークな論文でした。
以上、MITの論文紹介でした。
体調にお気をつけて年々短くなってきている秋をお楽しみください。
ありがとうございました!
