お世話になっています。

M1のKESです。

 

最近万博に行ったのですが、暑すぎて日傘と日焼け止めは必須でしたね。最近は男性も日傘をさしている人が多くなり嬉しく思っています。

 

今回は初めての雑誌会を行ったので内容について紹介します。

今回ご紹介するのは『Synthesis of Amorphous Graphene and Graphene Oxide Analogues』という論文です。林研では分子が精密に配列した結晶材料を扱っているため、少し分野外の論文を選んでみました。

 

論文のハイライト

 

これまでは精密な合成のみが着目されていたグラフェン類縁体において、構造が明瞭ではないアモルファス状態に着目し、物性評価を行った点

NDシミュレーションにより、アモルファス構造の周期構造を予測し、その面間距離を予測できた点

 

アモルファスグラフェンという新たな分野を切り開く夢が広がる論文でした!!!!!

 

個人的に面白かった所はDiels -Alder反応を利用することによって触媒などの精製が不要である点です!精製物(グラフェン類縁体)が溶けないため、合成ルートから工夫されており、楽しめました!

P.S.   今回の分子たちは、電気を流しませんでしたが、今後はアモルファスグラフェンにおいても電気が流れるようになるのでしょうか.....これからの発展を楽しみに定期的に研究室ホームページを覗いてみようと思っています。