FANKY&PANDORABOX代表三道竜也のブログ -399ページ目

ネットショップについて

まだ全て完成したわけではないのですが
近日中にネットショップを始めようと思います
販売する物としては
様々な色のアワビ貼りモデルやフルチューン仕様、
もしかしたらスタッフしかもってないワンオフ(リッチ3g、50gやバチ抜け用プラグ)等
市販されていないモデルを中心に考えています
詳しく決まりしだいまた報告します
なにぶんパソコンに詳しいスタッフが少ないので
最初はご迷惑掛けるかもしれませんが
宜しくお願いします

METAL BOX4

久しぶりのMETAL BOX第4回は、
夢の金属

「チタニウム」

腕時計やリールの部品、ロッドのガイドにまで
使われている軽量高強度で腐食しない金属、
それがチタンです。まさに夢のような金属です
ね。


1.地殻含有量

少量でも意外と高価な金属ですが、実は地殻
中に多く含まれています。では何故高いのか。
それは精錬に多くのコストが掛かるからなのです。

2.精錬

まず、チタンを炭素と塩素の化合物にします。
化合物になったチタンを、アルゴンガス雰囲気
で熱し、その時マグネシウムと反応させる事に
よって初めて純粋なチタンが得られるのです。
このマグネシウムとアルゴンガスが高価で、消
費量も多いため、チタンは高価な金属になって
しまうのです。

3.チタン合金

チタン合金で最も一般的と言われているのが、
α+β合金、通称64(ロクヨン)チタンです。
粘り強く、加工性も良好な事から様々な分野
で使用されています。
さらに高強度なβ合金通称ベータチタニウム
は、最近カスタムバイク市場で脚光を浴びて
います。

4.チタンの耐蝕性

チタンは非常に高い耐蝕性を持っています。
特に海水に対しては、実用金属の中でチタン
を上回る耐蝕性を示す物は無いでしょう。
排他的経済水域を守る小さな島、沖ノ鳥島の
護岸もチタン製です。


錆びない!高強度!軽量!と3拍子揃った夢の
金属チタン、私の中ではマスターメタルです。

製造技術 吉田

物創り

ウチでルアーの開発を手がける
三道はとても面倒くさがりです
すでに理想としている物が売っているなら
ソレを買えば良いと考えるからです。
今回はリッチを開発した時のエピソードを書きます。

2年前の初夏
三道は川崎のベイエリアへデイゲームに来ていました。
当時、デイゲームで流行り始めていた
スピンテールを使った釣りを三道は練習していた頃です
三道は様々なメーカーのスピンテールを使っていて
思った事があります。
「どのスピンテールもただ巻きの釣りしか考えていない」
スピンテールはリフトアンドフォールや
ジャークにトゥイッチ等、こちらから仕掛けて食わせる事が真骨頂と考えるからです
ただ巻くだけならバイブレーションと釣果はさほど変わりませんし
むしろバイブレーションのほうがバレずらいメリットがあるくらいです。
ですが当時売っていたスピンテールは
引き抵抗が強すぎ、しゃくると腕が痛くなるような物や
ジャーク等をすると、すぐフックが背中に背負ってしまい
せっかくのチャンスを無駄にしてしまう物も多くありました。
そこで三道は気づきました
「むしろ自分の使い方が変なのか?」
ただ巻きで使う事を前提に考えられている
既製のルアーでは無理があったのです
「ないなら創るか・・」
こうして動かし仕掛けるスピンテール「リッチ」を作る事になったのです
目指した事は
①しゃくったりしても楽な軽い引き抵抗
②流れの強弱が解るブレードの回転ピッチ
③ジャーク等をして動かしてもフックが背負わない事
④明滅の激しいフラットボディデザイン
です
テストでの苦労は割愛しますが
リッチは今の形になるまで何度も形状変更をしています
テストの際は現場にペンチやヤスリ等を持ち込み
曲げたり削ったりしていまいた。
こうして2年の歳月を経て
今のリッチができた訳ですが
現在も三道は、これで完成とは考えてはいません
今後も形状変更の可能性はあります
それは「物創りに終わりはない」と思うからです
もちろん現時点では三道の考える条件を満たした
満足のいく完成度です
このようにして作られる
FANKY&PANNDORABOXのルアーは
きっと皆さんにも納得して使って頂けると思っています
これからも妥協しない姿勢で頑張りますので
宜しくお願いします


スタッフ一同