スズメ目ウグイス科ウグイス属
学名 Horornis diphone restrictus
和名 亜種ダイトウウグイス
英名 Japanese Bush Warbler
【分布】
分類が諸説あり、亜種チョウセンウグイス、亜種マンシュウウグイスの扱い次第で分布も変わる。
最近の分類では、亜種ウグイスと亜種マンシュウウグイスで、種ウグイス。
チョウセンウグイスを独立種とするので、ここではそれに倣う。
日本(北海道~南西諸島)、樺太、中国東部と中部に分布。
寒冷地の個体は中国南部、南東部、台湾、東南アジアで越冬。
日本では全国に分布。
寒冷地個体は暖地へ移動。
亜種に分類。
◆Horornis diphone cantans 【亜種ウグイス】
北海道から九州まで広く分布。
◆Horornis diphone diphone 【亜種ハシナガウグイス】
小笠原諸島に分布。
亜種ウグイスと比較して、やや小型(全長12㎝)で嘴が長く赤みを帯びる。
さえずりは活発ではなく、「ホーホケ」と鳴く。縄張りは狭い。
◆Horornis diphone restrictus 【亜種ダイトウウグイス】
南大東島で 1922年(大正11年)に 2羽が発見・採集されたが、その後に記録がなく絶滅 したものと考えられていた。
しかし、2001年以降、沖縄本島と喜界島に生息していることが確認された。
◆Horornis diphone riukiuensis 【亜種リュウキュウウグイス 】
沖縄に冬鳥として分布。
◆Horornis diphone sakhalinenis 【亜種カラフトウグイス】
樺太に分布。
灰色味が強い。
◆Horornis diphone canturians 【亜種マンシュウウグイス】
朝鮮半島、中国東部・南部に分布。
【生態】
平地から高山帯の林、ヤブ、笹ヤブなどに生息。
寒冷地の個体は冬期には暖地へ移動する。
食性は動物食傾向の雑食。昆虫類、その幼虫、クモ類などを捕食。植物の種子、木の実も食べる。
オスは「ホーホケキョ」と大きな声で囀る。
地鳴きは「チャッ、チャッ」。
谷渡りと言われる「ケキョケキョケキョ」は外敵や縄張り争相手への威嚇とされる。
ホトトギスの托卵相手。
【サイズ・形態】
全長14-16㎝ 翼開長18-21㎝
オスがやや大きい。
雌雄同色。
体上面はオリーブがかった褐色。
体下面は灰白色。
【その他】
「春告鳥」と呼ばれる。
気象庁が初鳴きを生物観測データに用いていた(2021年に対象から外れた)。
ハワイへ移住した日本人が持ちこみ、ハワイにも移入種として定着。
古今集、万葉集の中の和歌にうたわれる。
俳句では「春の季語」
ウグイスの糞の成分には加水分解酵素が多く含まれ、角質層が柔らかくなるので化粧品や治療薬として人気がある。飼育が難しいので、ソウシチョウの糞が代用されている。
多くの自治体の指定鳥になっている。
・山梨県・福岡県の県の鳥に指定。
・全国の市町村で指定されている。
鴬張り
二条城の廊下に仕込まれた歩くと音が鳴る仕組み。忍者対策とされている。
うぐいす嬢
野球場や選挙カーでアナウンスする女性の別称。
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<ここから鳥の写真>
『亜種ダイトウウグイス(Japanese Bush Warbler ssp)』
上にも記載されている通り、長らく絶滅したとされていた亜種です。
参考までに山科鳥類研究所の関係サイトをリンクしておきます。
こちらは→論文
亜種リュウキュウウグイスは冬鳥として飛来。
こちら亜種ダイトウウグイスは繁殖も確認されているようです。
ただ、こちらもなかなか撮影には苦労しました。
繁殖期に囀っているのを撮影するのが、撮りやすいのかもしれません。
それにしても。、一度絶滅したとされた亜種の再発見ということと
しかも最近は個体数も増えて、比較的見やすくなっているという現状が嬉ししくもあり、
絶滅したというフィルターでいないと思ってい見ていると気が付かないものなんだな~という感想が入り乱れますね。
今回の旅では、いると思って、赤茶のウグイスを確認するという最低限のミッションは果たしました。
ひどい写真ですが、まずは、リストに加えるための第一歩w
この2カットだけで、さようなら~でしたが
生息している確認は取ることが出て満足です。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。