【日本の野鳥#18-14】マダラチュウヒ(Pied Harrier) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

久しぶりに日本の鳥のライファーが増えました。

前回までのシリーズに追加掲載です。

 

 

タカ目タカ科チュウヒ属
学名 Circus melanoleucos
和名 マダラチュウヒ
英名 Pied Harrier

【分布】
中国東北部、シベリア南東部、朝鮮半島で繁殖。

冬季はインドからインドシナ半島、マレー半島ボルネオ、フィリピン、中国南部などに渡り越冬。

日本ではまれな旅鳥。

1989年に愛知県でメス単独の繁殖行動、1979年に石川県でオスの巣材搬入行動(巣作り)の記録はある。


【生態】

草原や湿地、農耕地、荒地に生息。

食性は動物食。

カエルなど両生類、爬虫類、鳥類、齧歯類など小型の哺乳類、昆虫類などを捕食。

草地や湿地、農耕地などを低く飛びながら獲物を見つけ、急降下して捕らえる。


【サイズ・形態】
全長41‐49㎝ 翼開長103-115㎝。

雌雄異色。

オスは頭部から胸、背中、雨覆の一部、初列風切の外側6枚が黒。

翼上面と尾は淡い青灰色がかった白。

翼上面は上記のような白地にイカリ型の黒い模様が入る。

体下面は白、翼先端は黒。

虹彩は黄色。

脚は橙色。

 

メスは体の上面が灰がかった淡褐色、体の下面は白味を帯びる淡褐色。

虹彩は黄色。

脚は黄色。


【その他】


********************************************************
<ここから鳥の写真>
『マダラチュウヒ(Pied Harrier)』

長らく見たいと願っていた本種が、飛来していると一報を聞いたのは2023.5.21の朝。

三番瀬(浦安側)でメリケンキアシシギ・ヨーロッパトウネン探しをしいた時に耳にしました。

ですが、日の出から、10㎞ほど海岸沿いを行ったり来たりしていてヘトヘト。

夕方にアポもあり、仲間が向かっていく状況を、静観するしかなく・・・悔しい思い。

昼過ぎに帰宅すると、なんとアポがキャンセルに・・・あ~~あと1時間早く分かればぁ~

 

夕方に送られてきた鳥仲間の写真を見て、愕然。

美しい‼

草地を背景に飛ぶ見下ろしの写真・・・が~~ん

 

わがまま言って、最寄り駅まで広いに来て~

とか、レンタル自転車でなんとかならなかったのか・・・と猛省

 

翌日、打ち合わせを早く切り上げて、夕方のねぐら入りを狙おうと思っていましたが

アポが追加される始末・・・おまけに抜けた様子との一報。

 

う~~ん縁がない

 

そんなこんなで1week後

「再飛来」

しかし台風の影響も・・・

 

木曜日の夕方にねぐら入りした情報を得て

金曜日は台風の影響で大雨(用事を済ませて、最寄り駅に宿泊)

 

土曜日も明け方は大雨が続いていて

7時過ぎに小雨になる予報に合わせて、現地着。

すると、30分ほど前に飛び出して、遠くへ消えた・・・と。

 

同行者と戻ることを信じて待つしかない・・・

ですが、はるか彼方に、白っぽい鳥が土手の前を飛翔している。。。

「いた~~」
まずは、見ただけライファーに昇格w

 

ですが、カメラに持ち替えたところで、林の裏側に消えてしまいましたが

ちょうどその場所にいた鳥友から連絡をもらい

AMはこの辺りを舞っていたというので、場所移動。

 

何とか、間に合いました・・・

前日の大雨で草地の下が水は入ったからなのか?

土手で餌とりしてくれました。

 

餌を押さえこんだ場所ににじり寄るも、マナー違反のバイクで越されて、飛ばれてしまうという悔しい思いをしながらも

何とか撮影出来ました。

 

とにかく魅力的な猛禽です。

Birderの憧れの鳥。

珍しい上に美しい。

 

慌てて撮影したな~

興奮して、設定の確認をせずに、撮影していたようですw

 

ですが、ひとまず満足。

そんな姿をご覧ください。

このネズミを食べた後、喉の下の「そ嚢」が膨らんでいました。




********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。