【日本の野鳥#24-34-12】ギンザンマシコ(Pine Grosbeak) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目アトリ科ギンザンマシコ属

学名 Pinicola enucleator

和名 ギンザンマシコ

英名 Pine Grosbeak

 

【分布】

スカンジナビア半島北部からロシア極東地域、ユーラシア大陸亜寒帯、アラスカ、カナダ北部、ロッキー山脈で繁殖し、一部は南方にて越冬。

日本では2亜種(亜種ギンザンマシコと亜種コバシギンザンマシコ)が記録。

北海道の高山帯で繁殖。北海道の低地では冬鳥として渡来。本州では稀。

 

4‐11亜種に分類されるが、ここでは下記を表記。

 

◆Pinicola enucleator enucleator 基亜種

スカンジナビア半島北部~ロシア~シベリア西部に分布。

 

◆Pinicola enucleator kamtschatkensis 亜種コバシギンザンマシコ 

シベリア西部~カムチャッカ半島にかけて分布。

 

◆Pinicola enucleator pacatus 

シベリア(エニセイ川)~アルタイ山脈、モンゴル、満州に分布。

 

◆Pinicola enucleator sakhalinensis:亜種ギンザンマシコ  

樺太、千島列島、北海道の高山帯に分布。

 

◆Pinicola enucleator flammula 

アラスカ北部、カナダのブリティッシュコロンビア州北西部に分布。

冬期はアメリカ北西部に分布。

 

◆Pinicola enucleator carlottae

クイーンシャーロット島~バンクバー島にかけて分布。

 

◆Pinicola enucleator montana

ブリティッシュコロンビア州中央部~ロッキー山脈にかけて分布。

 

◆Pinicola enucleator californica

シエラネバタ山脈(カルフォルニア州)に分布。

 

◆Pinicola enucleator [leucura, alascensis or eschatosa]:その他3亜種

アメリカの北部(ニューファンドランド島、ケベック南部~アラスカ東部)で繁殖。

留鳥だが、一部は南部へ移動。

 

【生態】

高山帯の針葉樹林に生息。

冬期は低地に移動して諸規模の群れを形成。

食性は雑食。昆虫類、木の芽、果実(ナナカマド、ハイマツ、ハンノキなど)を採食。

ハイマツなどの樹上に枯れ枝で皿状の巣を作り営巣。

比較的人への警戒心は薄め。

地鳴きは「ピュル、ピュル」。

さえずりは「ピューイ、ピュイ、ピヨ、ピュヨ」などと鳴く。

 

【サイズ・形態】

全長20‐22㎝ 翼開長_㎝。

オスは全身が赤く、メスは黄褐色。

腹部は灰色。

翼上面、尾羽上面は黒褐色で、羽縁は白や淡色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ギンザンマシコ(Pine Grosbeak)』

長らく見ることが出来ずに、2019年にようやく見ることが叶った鳥です。

信州でも軽井沢で記録があった時に、おっとり刀で出向いたら抜けていて・・・

札幌の市街地でも、抜けた後だったり、今日は来ないね・・・だったりと

 

まあ、そのうちに出会えると思って、長らく縁なしの鳥になっていましたが

大雪山の黒岳にて霧の中で見ることが出来ました。

しかも遠いか霧の中・・・(T-T)

 

オス

 

メス

次は、ナナカマドと雪と一緒に撮りたいと思っていますw

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。