スズメ目アトリ科ギンザンマシコ属
学名 Pinicola enucleator
和名 ギンザンマシコ
英名 Pine Grosbeak
【分布】
スカンジナビア半島北部からロシア極東地域、ユーラシア大陸亜寒帯、アラスカ、カナダ北部、ロッキー山脈で繁殖し、一部は南方にて越冬。
日本では2亜種(亜種ギンザンマシコと亜種コバシギンザンマシコ)が記録。
北海道の高山帯で繁殖。北海道の低地では冬鳥として渡来。本州では稀。
4‐11亜種に分類されるが、ここでは下記を表記。
◆Pinicola enucleator enucleator 基亜種
スカンジナビア半島北部~ロシア~シベリア西部に分布。
◆Pinicola enucleator kamtschatkensis 亜種コバシギンザンマシコ
シベリア西部~カムチャッカ半島にかけて分布。
◆Pinicola enucleator pacatus
シベリア(エニセイ川)~アルタイ山脈、モンゴル、満州に分布。
◆Pinicola enucleator sakhalinensis:亜種ギンザンマシコ
樺太、千島列島、北海道の高山帯に分布。
◆Pinicola enucleator flammula
アラスカ北部、カナダのブリティッシュコロンビア州北西部に分布。
冬期はアメリカ北西部に分布。
◆Pinicola enucleator carlottae
クイーンシャーロット島~バンクバー島にかけて分布。
◆Pinicola enucleator montana
ブリティッシュコロンビア州中央部~ロッキー山脈にかけて分布。
◆Pinicola enucleator californica
シエラネバタ山脈(カルフォルニア州)に分布。
◆Pinicola enucleator [leucura, alascensis or eschatosa]:その他3亜種
アメリカの北部(ニューファンドランド島、ケベック南部~アラスカ東部)で繁殖。
留鳥だが、一部は南部へ移動。
【生態】
高山帯の針葉樹林に生息。
冬期は低地に移動して諸規模の群れを形成。
食性は雑食。昆虫類、木の芽、果実(ナナカマド、ハイマツ、ハンノキなど)を採食。
ハイマツなどの樹上に枯れ枝で皿状の巣を作り営巣。
比較的人への警戒心は薄め。
地鳴きは「ピュル、ピュル」。
さえずりは「ピューイ、ピュイ、ピヨ、ピュヨ」などと鳴く。
【サイズ・形態】
全長20‐22㎝ 翼開長_㎝。
オスは全身が赤く、メスは黄褐色。
腹部は灰色。
翼上面、尾羽上面は黒褐色で、羽縁は白や淡色。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ギンザンマシコ(Pine Grosbeak)』
長らく見ることが出来ずに、2019年にようやく見ることが叶った鳥です。
信州でも軽井沢で記録があった時に、おっとり刀で出向いたら抜けていて・・・
札幌の市街地でも、抜けた後だったり、今日は来ないね・・・だったりと
まあ、そのうちに出会えると思って、長らく縁なしの鳥になっていましたが
大雪山の黒岳にて霧の中で見ることが出来ました。
しかも遠いか霧の中・・・(T-T)
オス
メス
次は、ナナカマドと雪と一緒に撮りたいと思っていますw
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。