キツツキ目キツツキ科ノグチゲラ属
学名 Sapheopipo noguchii
和名 ノグチゲラ
英名 Okinawa Woodpecker
【分布】
沖縄の北部に局地的に分布。
日本・沖縄固有種。
1属1種のキツツキ。
【生態】
沖縄北部のやんばる地方のスダジイ・タブノキ・イタジイなどからなる照葉樹林に生息。
食性は動物食傾向の雑食。昆虫類、クモ、ムカデなど多足類、果実、種子を捕食。
倒木や枯れ木、枯れ枝を掘削して採食する。地中を掘ってセミの幼虫などを採食することも多い。
枯れ木や生木に樹洞を掘って営巣。同じ巣の再利用は行わない。
【サイズ・形態】
全長30-32㎝ 翼開長?㎝ 翼長15⁻16㎝。
全身ほぼ暗褐色で、背や腹から下尾筒にかけて赤味を帯びる。
風切羽は褐色を帯びた黒で、外弁には白色の横帯が3条ある。
オスの頭頂は赤。メスは黒褐色。
顔や喉は淡褐色。
虹彩は褐色~赤褐色。
クチバシは淡い黄色~黄色味を帯びた灰色。
脚は灰褐色。
【その他】
1972年に国の天然記念物、1977年に特別天然記念物に指定。
沖縄県の「県の鳥」に指定。
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<ここから鳥の写真>
『ノグチゲラ(Okinawa Woodpecker)』
本種は沖縄の固有種のキツツキです。
沖縄北部のやんばる地方と呼ばれる森に生息しています。
Birderから「やんばる3種」と呼ばれる鳥の1種になります。
ヤンバルクイナ、ホントウアカヒゲ、本種。
この鳥の思い出は、長男が中学卒業記念の旅に選んだのが、観光中心+「ヤンバルクイナを見てみたい」ということで出向いた際のやんばる3種を夜探鳥と朝一だけの限られた時間でコンプリートをして、全部見せてあげた時の出会いです。
その時は、道路ののり面の斜面の藪の中で何やら動く気配。
たまに「キョッ、キョッ」と声がするので「いるな」と・・・どうも、土を掘り返しながらセミの幼虫やアリを採食していたようでした。
姿が全身見えるようになったら、すぐに飛ばれてしまい、撮影までに至らずでしたが
探し回って、最後の最後に何とかつじつま合わせが出来たんですよね~
そんな本種の写真をご覧ください。
初めて見たノグチゲラはこの1ショットだけでした~
営巣木を見つけたのですが、隠れる場所もなく
超短時間少しだけ撮らせてもらって離れました。
別の巣も見つけたこともありますが、朝早すぎて
移動日で、時間がなくてまともに撮影出来ず(TーT)
※次はヒメチョウゲンボウですが、まだ見たことがないのでパスします。