【日本の野鳥#22-09】クマゲラ(Black Woodpecker) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

キツツキ目キツツキ科クマゲラ属
学名 Dryocopus martius
和名 クマゲラ
英名 Black Woodpecker

【分布】
西ヨーロッパ~ヨーロッパ(イギリス・イタリアを除く)~スカンジナビア半島東部~ロシア~モンゴル北部~シベリア~中国北東部~カムチャッカ半島にかけて帯状に分布。

チベット~中国南西部、トルコの一部、イラン北部、カラフト、日本(北海道、東北地方北部)に分布。


 

2亜種に分類

D. m. martius – 西ヨーロッパ~カムチャッカ半島・日本に分布。亜種クマゲラ。
D. m. khamensis  – チベット~中国南西部に分布。

 

【生態】

北海道では常緑針葉樹林・落葉広葉樹林・混交林などの様々な森林、東北地方では主にブナ林に生息
生息地で留鳥。

食性は動物食の強めの雑食。主食はアリ、朽木・枯れ木、倒木内の昆虫、幼虫類を捕食。

生木の中の昆虫も食べることがある。

大木や枯れ木の高い場所に樹洞を掘り営巣。数年間使用する例が記録されている。



【サイズ・形態】
全長45‐55㎝ 翼開長64‐84㎝。

日本に現存する最大種のキツツキ。

全身が黒。

後頭部に冠羽がある。

オスは額近くから頭頂~後頭にかけて赤。

メスは後頭部だけ赤。

尾は羽軸が硬く垂直に止まる支点になる、色は黒。

虹彩は黄白色。

クチバシは黄白色、先端が黒。

脚は灰色や灰黒色。



【その他】

1965年に国の天然記念物に指定。

 

アイヌ語では「チプ・タ・チカップ」と呼ばれる。意味は「丸木舟を彫る鳥」。

アイヌの人には、道案内をしたり、ヒグマの警報役として崇められていた。


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<ここから鳥の写真>
『クマゲラ(Black Woodpecker)』
北海道の森にいると声は度々聴きます。

ですが、出会いは数回だけ。

 

過去、札幌近郊の公園で何度か出会いました。

初めてであったときは、木道を歩いていて、声が聞こえ、木を掘削する音が聞こえて・・・

草の中に黒い影。

いました‼

しばらくすると、上に上がってきて、向こうもこっちがいてびっくり顔。

(そういうように見える目をしていますがね~)

 

そんな出会いの後は、やはり別の札幌郊外の大きな公園内で繁殖していました。

帰りのフライトを気にしつつ、時間に追われながら撮影したのが思い出です。

 

その後は、札幌の近郊の有名公園のねぐら入りの観察。

 

森の中を飛んでいく姿や、遠くの木の裏に隠れた瞬間を見ただけとか・・・もありますが、写真が残っていないのですよね~

ヒグマが食べ残した骨が散在している森では、いるのが分かっても林道に出る勇気が出なかったり・・・と。

北海道は、やはりヒグマの存在が怖くてね~

 

そんな思いで撮影した本種の姿をご覧下さい。

●初の出会い(これ300㎜でノートリなんですよね)

え。。。いたの???ビックリ

 

●繁殖シーン

餌探し中

 

●ねぐら入りシーン

メス

オス

 

●交尾シーン(超トリミング)


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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。