ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属
学名 Alcedo atthis
和名 カワセミ
英名 Common Kingfisher
【分布】
ヨーロッパおよびアフリカ北部からインド、東南アジア~東アジアにかけて分布。
いくつかの亜種に分類される。
暖かい地方では留鳥。高緯度地方のものは冬季に暖かい地域に渡り越冬。
日本では亜種カワセミ A. a. bengalensis が分布。
北海道で夏鳥、ほかの地域では留鳥。
◆Alcedo atthis atthis - 基亜種。南ヨーロッパのイタリア南部から東ヨーロッパのブルガリア、北アフリカ、インド北西部にかけて生息。
◆Alcedo atthis ispida - イベリア半島、ブリテン諸島、ノルウェー南部、ロシア西部、バルカン半島のルーマニアにかけて生息。
◆Alcedo atthis bengalensis - 亜種カワセミ。バイカル湖、インド北部から東アジアおよび東南アジアにかけて生息。独立種とされることもある。
◆Alcedo atthis taprobana - インド南部(カーヴィリ川以南)およびスリランカに生息。
◆Alcedo atthis floresiana - 小スンダ列島のバリ島からティモール島およびウェタル島に生息。
◆Alcedo atthis hispidoides - スラウェシ島からモルッカ諸島、ニューギニア島、ビスマルク諸島に生息。
◆Alcedo atthis salomonensis - ブーゲンビル島からソロモン諸島のマキラ島(サンクリストバル島)にかけて生息。
【生態】
川、湖、池などの水辺に生息。
公園や都市部の水辺にも生息する。
食性は動物食。魚類、水生昆虫、エビやカニ、カエルやオタマジャクシなどを捕食。石の上や枝から待ち伏せるか、ホバリングして水中に飛び込み獲物を捕らえる。
「チーチー」と鳴く。
直線的に速く飛ぶ。
繁殖期には、オスがメスに求愛給餌を行う。
土手や崖に巣穴を掘り営巣。
【サイズ・形態】
全長17㎝ 翼開長25㎝。
雌雄異色(下クチバシの色に差異がある)。
頭部から頬、背中、翼上面は金属光沢の青。頭には鱗状の模様が入る。
特に背筋は明るい金属光沢の青で目立つ。
喉と耳の位置に白い斑がある。
胸と眼の後方、目先は橙色。
脚は小さく短く、色は赤。
クチバシは長く(3.3‐4.3㎝)、オスは黒、メスは上クチバシが黒、下クチバシが赤~橙色。
【その他】
多数の「自治体の鳥」に指定されている。
札幌市、取手市、町田市、藤沢市、静岡市、宇治市、枚方市
倉敷市、四万十市、八代市、奄美大島など多数。
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<ここから鳥の写真>
『カワセミ(Common Kingfisher)』
身近で、かつ人気の高い鳥。
本種の美しさに魅了されてBirdwatchingや野鳥撮影にのめりこんだ人も多い。
そんな罪作りな鳥です。
宝石の「翡翠(ひすい)」の漢字を当てて「カワセミ」
その美しさは鳥に興味のない人にも魅力的と映ると思います。
東南アジアでもたまに出会います。
沖縄にて
ベトナムにて
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。