【日本の野鳥#17-77】レンカク(Pheasant-tailed Jacana) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目レンカク科レンカク属

学名 Hydrophasianus chirurgus

和名 レンカク

英名 Pheasant-tailed Jacana

 

【分布】

ユーラシア大陸南東部(インドから中国まで)、スリランカ、台湾、フィリピンで繁殖。

北方の個体はインドネシア、マレーシア等に渡って越冬。

日本では迷鳥。近年観察例が増えている。越冬記録もある。

 

【生態】

湖や池沼等に生息。

長い指と爪によりかんじきのように圧力分散させて、池の上に浮いたスイレンやヒシなどの水草の葉の上を歩く。

食性は雑食で植物の根や茎等だが、昆虫類や甲殻類、貝類等も採食。

水上に水草等を束ねた浮き巣で営巣繁殖。

繁殖行動は、一妻多夫。

抱卵育雛はオスが担う。

タマシギも同じ繁殖形態である。氾濫地域での生息ゆえ発達してきた習性と言える。

オスに自分の卵を受精・抱卵育雛させるために、別のメスの卵やヒナを殺す行動をする。

 

【サイズ・形態】

全長39-58㎝(夏羽の尾の長さはおよそ30㎝) 翼開長70㎝。

夏羽では、尾が伸長し、頭、喉、翼が白、後頚部が黄色。体から尾は黒褐色。

冬羽では尾が短くなり、クチバシ基部から目から胸まで走る黒い線ができる。

体の背中側の黒褐色も淡くなり、腹部は淡茶がかった白。
脚の指と爪が非常に長い。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『レンカク(Pheasant-tailed Jacana)』

今回は思い出話。

鳥見を始めた大学生の頃、日本野鳥の会の会報誌のあるページに本種の写真が掲載されていました。

確か、香川県の観音寺市だったかな?そこで記録された夏羽の写真。

あまりの美しさに、驚き、憧れ枠の見たくてたまらない鳥の上位に。

 

ですが、学生時代に見ることは叶わず・・・

卒業旅行で、石垣島に行った際も、探しては見たものの・・・出会いは無し。

 

信州に戻ると、南方系の鳥との出会いは、皆無に・・・

 

東京に出て、しばらくして、ようやく出会いの時。

琵琶湖畔で、ようやく初の出会いとなりました。

その時の撮影距離・・・遠かった~

白と黒のコントラストが、ふわふわ舞う姿に感動したことを覚えています。

 

その後は、埼玉、茨木、海外ではタイやベトナム、インドで何度か、そして、大阪で。という感じで出会いの回数を重ねています。

 

そんなレンカク

冬羽はまだ国内で見たことがありません。

 

夏羽は、思い出の琵琶湖の写真と、インドと2021年大阪の個体の写真を。

冬羽はタイとベトナムの写真を載せておきます。

 

琵琶湖での初出会い

 

インドにて

 

大阪にて

 

ベトナムにて

やや夏羽に変わってき始めているかな?

 

タイにて

こ冬羽冬羽

こっちはやや夏羽に変化中

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。