チドリ目レンカク科レンカク属
学名 Hydrophasianus chirurgus
和名 レンカク
英名 Pheasant-tailed Jacana
【分布】
ユーラシア大陸南東部(インドから中国まで)、スリランカ、台湾、フィリピンで繁殖。
北方の個体はインドネシア、マレーシア等に渡って越冬。
日本では迷鳥。近年観察例が増えている。越冬記録もある。
【生態】
湖や池沼等に生息。
長い指と爪によりかんじきのように圧力分散させて、池の上に浮いたスイレンやヒシなどの水草の葉の上を歩く。
食性は雑食で植物の根や茎等だが、昆虫類や甲殻類、貝類等も採食。
水上に水草等を束ねた浮き巣で営巣繁殖。
繁殖行動は、一妻多夫。
抱卵育雛はオスが担う。
タマシギも同じ繁殖形態である。氾濫地域での生息ゆえ発達してきた習性と言える。
オスに自分の卵を受精・抱卵育雛させるために、別のメスの卵やヒナを殺す行動をする。
【サイズ・形態】
全長39-58㎝(夏羽の尾の長さはおよそ30㎝) 翼開長70㎝。
夏羽では、尾が伸長し、頭、喉、翼が白、後頚部が黄色。体から尾は黒褐色。
冬羽では尾が短くなり、クチバシ基部から目から胸まで走る黒い線ができる。
体の背中側の黒褐色も淡くなり、腹部は淡茶がかった白。
脚の指と爪が非常に長い。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『レンカク(Pheasant-tailed Jacana)』
今回は思い出話。
鳥見を始めた大学生の頃、日本野鳥の会の会報誌のあるページに本種の写真が掲載されていました。
確か、香川県の観音寺市だったかな?そこで記録された夏羽の写真。
あまりの美しさに、驚き、憧れ枠の見たくてたまらない鳥の上位に。
ですが、学生時代に見ることは叶わず・・・
卒業旅行で、石垣島に行った際も、探しては見たものの・・・出会いは無し。
信州に戻ると、南方系の鳥との出会いは、皆無に・・・
東京に出て、しばらくして、ようやく出会いの時。
琵琶湖畔で、ようやく初の出会いとなりました。
その時の撮影距離・・・遠かった~
白と黒のコントラストが、ふわふわ舞う姿に感動したことを覚えています。
その後は、埼玉、茨木、海外ではタイやベトナム、インドで何度か、そして、大阪で。という感じで出会いの回数を重ねています。
そんなレンカク
冬羽はまだ国内で見たことがありません。
夏羽は、思い出の琵琶湖の写真と、インドと2021年大阪の個体の写真を。
冬羽はタイとベトナムの写真を載せておきます。
琵琶湖での初出会い
インドにて
大阪にて
ベトナムにて
やや夏羽に変わってき始めているかな?
タイにて
こ冬羽冬羽
こっちはやや夏羽に変化中
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。
















